掟破りの逆電磁波

モデリングが非常によく出来た爆乳キャラが、鋼鉄の紐ビキニを着て側転で攻撃してきたので、おれは冷静に足の裏から毒素を放出した。1.6倍の快楽を得られる靴下を履いての行為のあとのこだ。だからといって、おれの毒素は靴下のみを溶かして、モデリングが非常によく出来た爆乳キャラを捉えようとする。しかし、相手の動きも素早い。おれはとっさに機転を利かせてギャングストーキングと電磁波犯罪を繰り出した。これで少しは相手の動きも遅くなるはず……だったが、鋼鉄の紐ビキニがそれを許さない。掟破りの逆電磁波だ。おれは必死にこの世に意識を集中させようとするが、頭の先からスーッとあちら側に移行していくのがわかった。このままではいかんともしがたい。いかんともしがたいが、脳から先にやられていく。身体の自由がきかない。それでもおれはなんとか足裏からの毒素を振りまく。盲滅法に振りまく。振りまいた毒素が、偶然にもモデリングが非常によく出来た爆乳キャラの目に入る。一瞬、ギャングストーキングが弱まる。身体の自由がきく。おれは全身を回転させながら両手で握ったアイアンからゴルフボールを次々に打ち込んでいく。モデリングが非常によく出来た爆乳キャラは、胸を不自然に揺らしながら壁にたたきつけられた。おれはモデリングが非常によく出来た爆乳キャラが事に及ぶ前に差し出したおまんの小豆袋を手に取ると、場末のラブホテルから脱兎のごとく逃げ出した。アナウサギはとくに繁殖期を持たないが、ノウサギは春先から秋までの緩慢な繁殖期を持つ。おれをウサギに例えるならスミスアカウサギ。もっとも、おれはスミスアカウサギのことは何一つ知らない。足裏から毒素を出すのかもしれないとは思うが、本当のところは誰も知らない。