小さな図書館へ行く

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おれが利用する図書館というのは、巨大都市横浜が誇る中央図書館ばかりである。ただ、中区民としてはいずれ中図書館を見ておかねばならぬという思いもあった。たまたま本を返すだけのターンというのが訪れたので、おれは中図書館に向かった。往復10kmあるかどうか。そこまではないか。おれはともかく、山手警察署の先、ブックオフの先、イオンの先を目指して歩いた。おれは医者にジョギングを止められている。おれはなにかの恐怖心からCOLNAGOのACEにまたがるのを怖がっている。幸いにもその日は曇り空だった。理由ができた。悪くない。

中図書館は本牧通りから一本裏に入ったところに、あった。それらしい建物が、あった。そういうものだった。入ってみると、手前に返却カウンターががあった。おれは「お願いします」と言って2冊の本を返した。1階を見回してみる。児童書ばかりがある。おれは2階への階段を登った。

こぢんまりとしていた。学校の図書室を思いだした。土地柄か洋書の棚もある。おれはブコウスキーかカーヴァーの本でもないか探してみた。洋書の背は見慣れない。おれには見つけられなかった。

それでも、せっかくだから何か借りようと思って、筆坂秀世の『日本共産党』を手にとった。古い新書だ。ついでに『折口信夫対話集』という講談社文芸文庫の本も手にとった。目次を見たら鈴木大拙の名があったからだ。前者については内容のない感想を書いた。後者については、噛み合っていない鈴木大拙との対談だけ読んだ。ほかの部分を読むかどうかはわからない。おれはその二冊を借りて中図書館を出た。

貝印は替刃がお得。ドラッグストアを二つ巡ったが貝印の替刃はなかった。カビキラーとシャンプーとコンディショナーを買った。帰ってすぐにAmazon貝印の替刃を注文した。土曜、いや、日曜のことだった。ベルラップは馬群に沈んだ。そういうものなのだろう。

カイレザー 4枚刃 替刃8個入