ビールだな。 pic.twitter.com/M5ATjzlj4n
— 黄金頭 (@goldhead) 2015, 5月 22
代表取締役が2週間も前に「山下公園のベルギービールウィークエンドにいこう」というので行くことになった。いろいろのベルギービールを飲めるイベントである。最初に3,100円課金して、オリジナルグラスと11枚のコインを得る仕組みである。追加で5枚1,050円の課金ができる仕組みである。この飲食用コインによってビールや食べ物の購入時の混雑は緩和できるに違いない。いい仕組みだ。だが、なにかどこか課金制ゲームのような気がしないでもない。
11タイプも用意されているベルギービール。でも、最初はスタンダードなのからいくぜ。それがgoldheadさまの生き方。というわけで、まず最初はセゾン・ビールというのに分類される「サンフーヤンセゾン」というのから入ってみた。
最初にもらえる説明書によれば、農家の人々の乾きを癒やしたビールに由来し、ワールド・ビア・アワード金賞受賞とある。ワールドなんちゃらがモンドセレクションくらいのものなのか、もっと権威のあるものか知らぬが、なるほど普段飲んでいる日本のビール(もどき)に比べるといくらか複雑で上品で奥深いような気がした。
2杯目はどうしようか。どうせなら普段飲んでいないようなのにいこう。というわけで、苦味の強いIPAビールを所望。
……って、Amazonじゃエクストラホワイトというのしかないが、ヴェデット・エクストラIPAというのを飲む。記憶が定かじゃあないけれど、苦かったような気がする。このあたり、他の人の入手したすごく酸っぱいビールなどで記憶がかき消されている。
3杯目はどうしよう。ベルギーは赤い悪魔でしたか? そうだ、レッドビールというのに手を出そう。
ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ、これである。まるでなんというか、ビールという感じでなくフルーツのような……って、これまた他の人のと記憶が曖昧だが、なにやら「ブルゴーニュッ!」という感じの味わいだったような気がする。オーク樽熟成というのでビールもこんなんなるのか、と。
で、最後に4杯目である。おつまみなど買って最初のコインは使い果たした。追加課金しての1杯。さて、どうしよう? ここで、アルコール度数に走ってしまうのがアルコール依存症候補生の悲しさか。
……これじゃあない。おれが飲んだのは「キャスティール・デュンケル」。最高アルコール度数に近いストロングダークビール、11度。ビールで11度というのは度を越してるといってもいい。して、その味はというと、甘いのである。おれとしては「うえ、甘いなぁ」という感じである。とはいえ、コインの関係からチョコレートパイを買ってきたおれが文句をつける話でもない(チョコレートパイ、コイン1枚でおいしいでした)。
まあ、そんな具合で、それほどの混雑もなくいろいろのビールを飲め、つまみも(ベルギーはジャガイモだな)うまく、楽しかったといえる。とはいえ、ビールに4千数百円? となると、なにやら贅沢したようで困ってしまう。が、やっぱり行けてよかったとは思うのである。いろいろのビールがあるというのは楽しいものである。金星の上にポルックスとカストルの双子星も見えて上々である(というか、大都会横浜ではそれを見るのが限度ではあるが)。
帰り道、おれは一人歩き。いけ好かない元町のメーンストリートも店が閉まっていて悪くない。iPhoneのイヤホンから「空の神兵」とsuedeの「Beautiful Ones」が流れてきたのを覚えている。まったく悪くないような気がした。それじゃあ。