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キモくて金のない一人暮らしのおっさんの熱発日記

病気

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金曜日のことである。千葉県などに大きな被害をもたらした大雨の日である。横浜は常識的な範囲での雨だった。それでけっこう降っていた。

 

そうだ、午前中は寒くてふるえていた。足元の電気ストーブなどもつけた。午後になると全身が痛んできた。おれは「全身が痛い」などとGoogleに打ち込だ。

こんな記事を読んで「痛風？　リウマチ？」などと恐怖していた。

して、帰宅してみたら熱が出た。いや、出ていたのかもしれない。ともかく、熱発の身体の痛みなのであった。

いつもの抗精神病薬と睡眠薬、そしてバファリンを飲んで寝た。

土曜日、朝。

おれは双極性障害の抑うつ、倦怠状態によって「身体が動かない」ということに関しては慣れている（そんなことに慣れていてどうするのだ？）。しかし、それとは違った、寒気、悪寒、ともかく体中がゾクゾク、ゾワゾワしてとまらない。

まあ、言うても風邪の熱発である。しかし、これがもっと脳梗塞とか心筋梗塞とか、ようしらんが、そういうクリティカルなやつだったら、おれは死んだり、重大な後遺症が残ったりしたのだろう。一人暮らしのリスクというか、しかしこうならざるをえなかった報いというか、そういうものだろう。

おれはおっさんなのに、わりと敏感な方で、肌が衣服に触れるだけで「ゥヒィ」となってしまう。

しかし、コックスプレートを買うのが競馬ファンのたしなみである。「サドラーズウェルズの血をもってる馬買っとけばいいんだろ」的な馬連とワイドのボックス買った。もちろん外れた。しかし、オーストラリアは日本の芝馬の草刈場になるのではないか……という流れが前にもあったと思うが、まただろうか。賞金高いし、ヨーロッパよりアメリカより近いし。

で、体調の方はというと、とりあえず飯食った。賞味期限切れのほぼ具なしのレトルトカレーとパックのご飯があったので、それ食った。食ったら、なんかテンションあがってきた。ゾワゾワもなくなってきた。なんかわからんが、身体が動くのだし、ハイになった。「そうだ、明日天気崩れるからお洗濯しなきゃ」とかいって、洗濯をした。

ともかく、抑うつのときの鉛様麻痺と違って、身体が動くのだ。少し痛みはある。だが、動く。身体動くなら、動くべきだろう、踊るべきだろう。熱は高いけれど、慣れた。こんなもの、抑うつに比べたらなんてことはない。なんか、ちょっと身体の具合が変なだけだ。「身体が動かなくなる」という抑鬱状態の厳しさに比べたら、これはもう、なんかたぶん血流もよくなって元気いっぱいと言っていい。何度でも言うが、ともかくうつ状態というのは、身体が動かなくなるんや。心の問題なんかじゃない。それにくらべたら、熱発なんて身体をコントロールできるんだから、楽なもんだ。

ついにシヴァージは勝つし。

そして、グァンチャーレとマイスタイル買っておいて馬券が当たってないとか。熱だしな。

でも、東西の最終レースでけっこう取り返した。調べようがないけれども、おれはこのところ最終レースでの巻き返しが少なくない。京都最終の福永の馬、サンライズカラマ、陣営コメントは「ジョッキーの進言もあって距離を伸ばす」とあったけど、福永は乗り替わりでの騎乗。で、おそらく進言したと思われる主戦騎手の藤岡康太は隣の枠の馬に乗っていた。そっちもお手馬けど。勝ったラプタス、あと東京最終のアンダープロミスも覚えておこう。

で、おれは調子にのって、シャワーを浴びて、暖かくして、マスクをして、買い出しにでかけた。コンビニだ。コンビニで、惣菜パンとおにぎり、カップうどん、冷凍うどん、アイスクリーム、ヨーグルト、栄養ドリンク、そして東スポを買った。コンビニで使うにはいささか惜しいくらいの金額になった。

さすがにおれも外出は苦しくて弱っていたのだが、レジの人が「くじを四回引けます」などという。おれは四回くじを引いた。三枚当たった。「いま交換しますか？」というので「お願いします」という。おれは買っていないペットボトル二本と缶コーヒー一本をゲットした。

ゲットして、荷物の重い帰り道、おれは飲み物の袋を持ち替えて、重大な買い忘れをに思い至った。ポカリスエットとか、アクエリアス的な飲み物。これである。これは、仮道の自販機でポカリスエットでもアクエリアスでもない、安いスポーツドリンクを二本買った。ますます重くなった。帰ったら汗だくになっていたので、着替えをした。

そしてすぐにおにぎりを三つ平らげて、スポーツドリンクを飲んだ。そのあと、ラグビーを見て、寝た。

皆さんは10分どん兵衛というものを覚えておいでだろうか？

 

天皇賞・秋の予想でも書いておくか。予想というか見解か。アーモンドアイとサートゥルナーリア。この二頭をどうするかというレースだろう。現時点ではアーモンドアイが優勢と見る。枠もいい。ただ、どこかで「アーモンドアイはちょっと怖がりな面があるのではないか」という記事を読み、逆にスタート後にごちゃついたらまずいかな、とは思う。が、杞憂かな。だいたい、レース後にガクッとくる可能性のある馬だし、出たところが勝負どころ。

じゃあアーモンドアイ→サートゥルナーリア→三着馬の三連単でも買う？　それはなんかあまりつまらない。なんかいねえかと見回すと、おれがわりと贔屓にしているアエロリットがいる。おれはどうも、たぶん、この馬はかなり粘るんじゃないかと思う。二千は保つ、そういう気がする。が、印など見るとそれになりに人気がある。

で、気になったのがスワーヴリチャードなんだけれど、どうだろうか。去年の秋天は不利があって大敗。でも、ジャパンカップじゃアーモンドアイに離されたけど驚異のタイムに乗って三着。ドバイでも三着。宝塚記念でも三着。大阪杯は不向きなコースを大まくりで勝ったし、能力はすげえ高い。もう五歳とみるか、まだ五歳と見るか。

でもなあ、鞍上がさ、横山典弘じゃん。おれ、横山典弘の騎乗スタイルが嫌いなんだよ。騎乗スタイルというか、ようするにポツンよ。アエロリットが生み出すハイペース、そこでポツンやりかねない。好枠を利して、すこし前目につけてもらいたい。で、横山典弘のやっかいなところは、それもやるじゃん。意外な先行策とか、大逃げとか。そこがわからんのが、非常に困るのだ。これ、鞍上がミルコ・デムーロだとしたら（デムーロの調子が悪いにせよ）、よし、いってみるか、ってなるんだよな。

これは、最後まで悩もう。あと、馬券になりそうなのは……ユーキャンスマイル？　ひょっとしたらスタミナに加えスピードも身につけて、こっからかなり高いレベルに行くかもしれない。行かないかもしれない。ダノンプレミアムも悩むところだけれど、うーん、強い馬だろうし、この条件も悪くないのだろうけど、川田はなかなかG1獲れないし。あっさりがあってもおかしくはないか。ワグネリアン、アルアインあたりになると、やはり枠が厳しい感じがする。でも、アルアイン、今年の二千のG1勝ってるのに、人気なさすぎとは思うけどな。

というあたりで、名前の出てない馬が来たらお手上げというあたりが、今のところの見解。あとは、明日の馬場とか見て決めるわ。以上。

 

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