パスタが食いたくなる『アデル、ブルーは熱い色』を観る

 フランスでも同性愛に対する見方ってのはそんな感じなのか……というか、高校生とかグループみたいなのもそんな感じなのか……だけど、授業の内容はレベル高そう……劇中の台詞も小難しかったりして……サルトル? ……エゴン・シーレクリムト……そういう階層を描いただけか……主人公の生々しさ……シーレの絵のようにねじれている? こともなく?……まあ、おれは最初にキスした少女が好みだが……不自然な青髪が不自然であること……やがて髪の色は変わる……恋の刹那であること、死ぬまでであること……逆光でのキスシーンとか、まあ、そんなもんか……どうしても漫画の枠で見てしまう部分があって……だれの絵柄とは言いがたいが、今風の百合漫画というより、少し昔風の少女漫画であったり……とか思っていたら……

ブルーは熱い色 Le bleu est une couleur chaude

ブルーは熱い色 Le bleu est une couleur chaude

 ……原作がコミックだということを今知って腑に落ちたり……パスタが食いたくなる映画だ、ということは強調しておこう……モリモリとパスタを食いたくなる……その晩、おれはパスタを茹でた……性にも食にもがっつく、ガツガツ行くところがある……それと海の青の対比とか……小難しいことは知らないが……それにしても、長すぎじゃないのか……おれの集中力が減衰しているだけかもしれないが……まあ、もし観るのであればパスタを用意しておくことだ……。