秋だか冬だかよくわからなくなるが、とりあえず観た秋アニメの感想を書く。終わってないのもあるっぽいけど、とりあえず書く。毎四半期ごとに書いているような気がするので。
2019秋アニメ一覧|10月放送開始 新作アニメ情報 | アニメイトタイムズ
で、このサイトから五十音順で。
神田川JET GIRLS
神田川JET GIRLS DXジェットパック - PS4 【Amazon.co.jp限定】キャラクター衣装「バニーコスチューム(キャロットオレンジ)」プロダクトコード配信 付
- 作者:
- 出版社/メーカー: マーベラス
- 発売日: 2020/01/16
- メディア: Video Game
なんかゲームになるのか、ゲームありきのアニメなのか知らん。百合を匂わせながらの女子二人組競技アニメとなると『つうかあ』とか、『はるかなレシーブ』とかそんな感じだろうか。本作の競技は、二台のジェットスキーのようなものによるマッチレース。ジェットスキーのようななにかには女子二人が乗り、一人が操縦を、もう一人は武器で敵チームを撃つ。撃たれたら脱げたりする。脱げたりするのはもうべつにどうでもいいけれど、おれが気になったのは引き波の影響がなさそうなところで、車のレースのようにスリップストリームに入ってコースをトレースしているように見えること。いや、プロペラのボートとは仕組みが違うんだよ、と言われたらそれまでかもしれないが。
PSYCHO-PASS サイコパス 3
おれは『PSYCHO-PASS』シリーズが好きか嫌いかで言えば、視聴するほど好きではあるが、どこかしら腑に落ちないところがあって、あまり積極的なファンではない。……というようなことは過去にも書いたが、やはりドミネーターが完全な非殺傷兵器として成立しているのに、犯罪者をブクブクバシャーンさせちゃうところだ。「操作から司法まで一回で済ませているのだ」ということかもしれないが、身柄を拘束したら犯罪の背景や悪い奴らの繋がりだって、いくらでも情報を得られるだろうに。で、今回のシリーズなんだけど、なんか途中の映画版とか観てないし、どうなってんだっけ? という感じで終わった。
食戟のソーマ 神ノ皿
「やっぱり週刊少年ジャンプの漫画は面白いのだろうなあ」と思わせてくれた作品。今回のシリーズで終了なのかどうか知らんが、まあ終わりでもいいかもしれない。あ、いちいちキャラが脱げたりするのはべつにいらんです。うまいもの食って服が脱げる(破れる)というのは、小さい頃に見た「ミスター味っ子」の味皇を思い出すが、あれが最初だろうかどうか。
慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~
いま、重要なことに気づいたのが、おれは最終話を間違って消してしまったっぽい。ちょっとなんか配信サイトで見てくるわ(……Amazon Primeのd-アニメストア三十日無料で見てきた……)。おお、いい終わり方。というか、そもそもおれは転生ものについては好きでも嫌いでもないというか、スタージョンの法則だろうと思っているのだが、これはよいアニメだった。とくになんといっても女神リスタルテを演じる豊崎愛生が非常によくて、顔芸ギャグも見事にやってのけた。話の方も最終盤になって主人公がなぜ慎重すぎるのか、というあたりに重い話をもってきて、軽快なギャグアニメでありつつも、といういところが出てきた。悪くない。
BEASTARS
原作知らず。動物が擬人化された世界。肉食獣と草食獣がともに暮らす。肉食獣はとうぜん肉を喰らいたいが、それは表向き許されていない世界。そこで、ハイイロオオカミがウサギに恋をする。まず、この妙な世界の設定がおもしろく思えた。なにかこう、説明不足というか、どうなってこうなっているのか、というところの説明はない。ないのだけれども、「こうなってる世界なんだよ」という説得力のようなものがあって、「ほう」と思って見てしまう。なかなかに良いのではないでしょうか。
星合の空
本当になんの事前情報もなく見始めたので、「天文部の話?」とか思っていたくらい。正解はソフトテニス。おれは第一回を見たとき、「エンディングのダンスが面白い」ということを感想に書くだろうな、と思ったら、振り付けパクリ問題のようなものが起きたのは残念だった(が、その後もテロップに名前が出て、EDも変更にならなかったので解決したのだろう)。で、そのソフトテニスの動きも丁寧で、いや、なにごとも丁寧に描かれていて、どういっていいかわからんけれど、アニメとしてきっちり作られているな、と思った。ストーリーとしては、「そこまで機能不全家族ばかり集まるのも不自然だろう」というところもあるし、さすがに全国チャンピオンにそこまでやれるだろうか、というところもあるけれど、嫌いじゃない。
ここからは、夏からの2クールということになるのかな。
Dr.STONE
原作未読。「やっぱりジャンプに(以下略)」というところだけれど、なかなかに(おれの知っている)週刊少年ジャンプ とは毛色が違う。現代の人類が突如として石化して3700年後の未来が描かれる。そこで、主人公の千空が科学の力を駆使して……というところで、そこんところで科学が使われているのがいい。これはすごくいいSFだと思った。続きも楽しみにしたい。
ヴィンランド・サガ
原作未読。ただ、なんとなく名前は聞き及んでいた。なるほど、NHKが『進撃の巨人』枠に入れてくるだけのことはある。骨太で熱い。迫力も、残虐さもある。ほんとうに、これといって難点も見つからない。しかしなんだろうか、少年主人公の顔がこんなふうに美少年、美青年的に描かれていない作品というのも珍しいのではないだろうか。悪くない。
ほか、秋アニメで途中まで見たのは『俺を好きなのはお前だけかよ』で、番組ラジオが鷲崎健と三澤紗千香で、ラジオ聴くために見ていたけれど、途中で「ラジオだけでおもしれえや」と思ってアニメは見なくなった。いや、二話くらいまでの展開はよかったけど、そのあとは普通のハーレムものっぽくなってしまって。あとは、『ノー・ガンズ・ライフ』。主人公の造形から、その他SFっぽさがすごく面白そうだったのだけれど、話がなんかたるくなって見なくなった。『バビロン』は……あれ、これどうなってんだっけ。まあ、そんなところ。
というわけで、秋アニメということなら『慎重勇者』の優勝。夏アニメからの2クールを入れたら『ヴィンランド・サガ』→『Dr.STONE』→『慎重勇者』になるだろうか。