ドラマ『64』は面白そうだ

 テレビドラマというものをずいぶん長い間見ていなかったが、これは気になった。なにせピエール瀧主演である。NHKもぶっ込んできたなーとか思ったわけだ。それで録画しておいたのをさっき見たんだけど、いきなりでんでんが出てきてクソ笑った。『凶悪』と『冷たい熱帯魚』の邂逅じゃないの。醤油持ってこい! という具合。おまけに音楽が『幽閉者』の大友良英ときたもんだ。で、次に新井浩文が出てきて、ますますいい作品っぽいなー感が強まって(新井浩文はおれの中でそういう役者さんなのです)。回想シーンの舞台となるのも昭和のまさに終わるときで、昭和生まれとしてはなんとも言えぬ心持ちになる。娘を誘拐され、振り回される段田安則もすごかった。なんだろう、たぶん『ハゲタカ』以来の実写ドラマかもしらんが、これは続きが気になる、というところ。つーか、同じ横山秀夫原作の『クライマーズ・ハイ』も見たっけ。でも、原作はひとつも読んだことないんだよな。いずれあたってみるか。あと、『64』は第2話の前に深夜の再放送があるみたいなので、1話見忘れ人はどうぞ、と。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

64(ロクヨン) 下 (文春文庫)