- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/04/14
- メディア: コミック
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とはいえ、おれは志村貴子の漫画が好きだ。読んでいる間は没入できるから好きだ。『淡島百景』にしたって、表紙を見続けているだけで飽きないところがある。大げさでなくそういうところがある。とはいえ、この『淡島百景』1巻、少女たちがパラパラっと散りばめられたようで、「登場人物多くなるの?」というところもある。が、まだついていける。そして、また、たまらん。とくに時の流れを描くところなど(『青い花』の巻末おまけ?もそうだっけ?)、これぞ志村貴子という気もする。具体的には伊吹桂子の描かれ方などだ。甘くてキラキラじゃあないんだぜ、というところだ。そこのところがたまらない。ああ、続きが読みたい。恐ろしい、恐ろしい。なにが恐ろしいのかわからないけれど、そう思う。あと、関係ないけど淡島百景って扇千景っぽくね? なんだそれ。おしまい。