ゆきゆきて野村貴仁

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さとう珠緒、元プロ野球選手の野村貴仁氏の自宅で鍋パーティー (オリコン) - Yahoo!ニュース

カメラの前では気丈に笑顔を振りまくさとうだが、野村氏宅を訪問する直前には「だんだん泣きたい気分になってきました…怖い」と、思わず本音を吐露。それ でも勇気を振り絞り、野村氏の自宅へ。鍋パーティーを開催すべく、ゴミの山を片付けようとすると、「いろいろあるんですよ。ないはずのものがここにあった りするから…」「とんでもないことになりますから!」と野村氏が頑なに掃除を拒否する事態に。

この記事を読んで、なにかすごいと思った。これはラーメンが獣臭い事態だと思った。思ったので録画した。録画したのを昨夜見た。予想通りというか、予想の斜め上を行く内容だった。まず、さとう珠緒の「なんで私が」感が伝わってくる。どういう番組なのかよくわからないが、若いディレクターが作っているらしい。不慣れなのかなんなのか、バラエティというには生々しい画面。野村氏出てくる。野村氏、バットのスイングを披露する。あんたピッチャーだったろうが、と思うも、そのスイングの速さというのはちょっとそこらのおっさんには出せないものだと思う。身体能力に優れた人間のうちの、さらに一握りの人間しかなることができないプロ野球選手という職業。かつてそこにいて、スポットライトを浴びるところまで行った人間は、いろいろあってもやはりなにか身体的には強いのだ。シャドーピッチングも披露する。そこらの草野球に出たら無敵だろう。スタッフ相手に格闘技のパンチとキックを披露する。やはりそこらのおっさんにはないスピード感ある。むろん格闘家といえるようなものではないのだろうが。とはいえ野村貴仁氏はただの元プロ野球選手とはいえない。なにせ狙われている。家のガラスも割られている。造花の花瓶が勝手に置かれている。危ない。けど、スリッパは用意されている。親切。

いざ、鍋パーティーが始まると、全身まっくろに日焼けし、サーフボード片手に海パン一丁&サングラス姿の超ワイルドな野村氏の友人がいきなりロケに乱入。「カツオもマグロもクジラもウツボもタタキにしたらうまいぜよー」と謎の決めぜりふをカメラに向かって叫ぶ友人

そして、なにか店をやっているというこの「友人」も危ない。これがテレビ的な仕込みかどうかはわからない。わからないが、野村氏の家で撮影が無理だった場合の予備をお願いしておいて、そのあと連絡がなかったので怒ってやってきたというのはありえない話でもないように思える。とはいえ、上記引用内容通りである。わけがわからない。

テレビのバラエティ番組を久々に見た。それがこんな内容であった。きわどすぎるところを攻めているな、という気になった。とはいえ、この番組を撮っている様子を、野村氏の後ろから森達也が撮影していたらもっと面白かったのに、とも思った。野村氏のような際どい存在を取り上げて面白おかしく取り扱っていいのかどうか。おれにはわからぬ。ただ、えらく上から目線で言わせてもらえれば、メディアとのつながりが社会とのつながりとなり、なにやら社会復帰への道へつながれば悪くはないように思える。むろん、逆効果だった、ということもありえる。やはりおれにはよくわからぬ。よくわからぬが、どうもこの録画はおれの壊れたBlu-ray DiscレコーダーのHDDから消えないような気がしている。

 

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