クレジットカード払いは人間をダメにする

トマト198円

ひさびさにトマトが買えた

世間では仮想通貨だのホットウォレットだのマルチシグなんだので騒がしいが、そこから遠く離れた金の話をする。スーパーのレジの話だ。

おれは日頃、コンビニなんかで現金を使わない。そうなって一年くらい経つだろうか。ほとんどクレジットカード払いで、たまにSuicaを使うくらいだ。あまりにも楽だ。楽過ぎる。ポイントも貯まる。気づくのが遅すぎた。

が、おれがよく行くスーパー、お決まりの店は、「低価格実現のため現金のみです」をうたっている。ニコニコ現金払い専門なのである。実際に安く、助けられているので、それはそれでいい。

が、ここのところレジで緊張してしょうがない。現金払いが極まっていたころは、ベテラン主婦並にお釣りを減らす技法を駆使していたはずなのに、それどころではなくなっている。「1,296円です」と言われて1,500円出せば足りるのかどうかすら危うくなっている。

今日もひどかった。1,477円の会計に対し、「お、77円ありそうやな」と、千円札2枚と小銭を出す。が、10円足りてない。財布にはまだ10円玉がある。追加して出す。そこでおれはなにを考えたのか(いや、ほんとわかんないんだけど)、出していた5円玉を引っ込めたのだ。レジのおねえさんが「2,072円お預かりします」と言ったところで「あれ、なんか変だ」と思い、「5円あるじゃん」と思い、「2と5を足したら7だよな」と思い、慌てて「あ、5円」といってまた5円玉を出した。この間……何秒? よくわからないが長く感じた。お釣りは600円で硬貨2枚。もしも5円引っ込めたままだったら595円となって、ポッケに小銭じゃらじゃらということになっていた。危うかった。

というわけで、クレジットカード、電子マネーは人間をダメにする。間違いない。とはいえ、ダメ人間が楽に生きていける方が楽なので、食品館あおば、クレジット決済導入してくんねえかな。けど、高くなるのは困るな、うん。

以上、どうでもいい話でした。おしまい。