どうしても映像にしなくてはならない宿命……映画『虐殺器官』を観るのこと

 

アニメ映画『虐殺器官』をBlue-rayで見た。一度、寝落ちした。それももう、はじまってすぐに眠りに落ち込んだ。それほどこの映画が退屈なのか、それともよほどおれが眠かったのか。

二回目のチャレンジ。今度は眠くない。いける。いけるが……。『虐殺器官』ってこんなに山場のない作品だっけ。やはりこの映画……退屈だ。

退屈な理由は、文字で読ませる小説と、どうしても映像化しなくてはならない映画との差異というものがあるのかもしれない。いや、あるのだろう。小説で読み手をスリリングな気分にさせるところが、必ずしも映像化して同じようになるとは限らない。

まさに、まさにこの『虐殺器官』はそういった宿命を負った作品だったのではなかろうか。とはいえ、原作の感想すらあまり記憶にないおれの言うことだ。だが、映像化されたこれを見て、そう思わずにはいられなかった。言葉で人を殺すことを言葉で書いた。これを、登場人物の会話によって盛り上げろというのは少々酷ではある。酷ではあるが、もっとどうにかならんかったのかとは、思う。制作に伴ういろいろのトラブルや困難については知った話ではない。

と、まあ、そんなところ。

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……原作の感想を読み返してみても、おれがなにを感じたのかよくわからない。おれは数年前よほど今より賢かったのか、暗愚だったのかのいずれかである。

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フライデーたんがかわいいのならそれでいい、というほうがわかりやすい。