ビーフ・シチュー再び(高いお肉で)

先日、肉をいただいた。

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いただいたのはスジ肉500g、スネ肉500g。前回はスジ肉を煮込んで煮込みにした。今度はスネ肉だ。以前お恵みいただいたドミグラスソースでシチューにする。

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こんなふうに包装されているのを脱がす。

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脱がして、とりあえず凍ったままたっぷりの水にぶちこんで火にかける。……が、ブロックのため、これがなかなか解凍できない。「もういいかな?」と思って出して見ても、包丁が入らない。結構な時間煮ることになった。ひょっとしたら、電子レンジを使ったほうがよかったのかもしれない。よくわからない。

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そして、30分くらい経ったろうか、ようやく(おれには不相応な良い)包丁が刺さるようになったので(鍋の肉に直接包丁をぶっ刺して確かめるスタイル)、まな板の上で切る。肉汁、というか血が流れる。このまま食ったら……うまそうではあるが、やめるのが理性。

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肉に添付の解説書の通り、赤ワインとにんにくとローリエ(=ローレル、月桂樹の葉)で煮込む。最低2時間煮込む。ローリエは100円ローソンで売っていて、解説書によれば「2枚」とのことだが、ほかに使いみちもないので10枚くらい入れる。おれはスシマスターの言うことを聞かないタイプ。なにか魔女の鍋のような様相。しかし、ローリエはよく香る。下ごしらえしたところでタッパーに詰めて翌日へ。

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翌日。解説書によれば、下処理をしたら煮込む段階から使えとのこと。というわけで、まず野菜をオリーブオイルとバターで炒める。ドミグラスソース2缶使う予定なので、野菜も2倍。すごい量。

そして、タッパーの肉を少し電子レンジで温めてから(脂分が固まっているので)、鍋に。そこに煮汁少々、ワイン、ケチャップ。煮立ったところで水、野菜、ドミグラスソース。ケチャップが足りなかったので、足りない分はお好みソースを入れる。まあ、いいだろ。あと、コンソメとか入れた。

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別路線で用意していたジャガイモと合流させて、しばらく煮込んで完成。うん、悪くない。普段お好み焼きしか焼いていない男が作るにしては上々だ。そして、やはり肉がいい。いい肉だからか。正直、こんなに煮込んでは旨味などどこかに行ってしまいそうなものと思っていたのだが、逆なんだな。スジ肉の煮込みもそうだった。おれはそのあたり、牛肉の、肉の深淵を知らんと思った。生に近いほうが美味しいのでは? という謎の生肉主義は捨て去ることにする。

いや、たまには料理もおもしろい。おれが毎晩のようにお好み焼きを焼くのは、スティーブ・ジョブズが同じ服を着るのと同じ理由だと思うのだが(違うかもしれない)、たまには料理も悪くない。いや、むしろ良い。もっとも、ガス代などを気にしないで料理できれば、それに越したことはないのだが……。

というわけで。

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