『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』(にゃんぱすー)を見る

 

孤狼の血』の直後に見た。もはや世界が溶け込んで……ということはない。どうでもいいか。

で、おれがどのくらいアニメ『のんのんびより』が好きだったかというと……わりと? ちょっとよく思い出せない。でも、「どのくらい」であって、好きだったのには変わりない。そうか、テレビ放送から三年くらい経つのか。

本作ではこういった映画にありがちといってはなんだけれど、「商店街のくじ引きに当たって旅行もの」である。ショッピングモールだが、まあ似たようなものだ。あえてそうしたのだろう。「あえてベタでいくよ」と。なんとなく、たぶん。

でもって、本作のメーンキャラクターとなると、やはりなっつんということになるだろう。蛍にクレイジーさはほとんどないし、れんちょんはれんちょんだ。上のジャケット絵でも、なんかそんな感じだろう。悪くない。

ストーリーはというと、まあ、ストーリーがあってないようなものというとなんだけれど、そういうものだろう。それで悪いのか。悪くない。そしてまた、テレビシリーズやらねえかなあ、などと思うのである。

しかし、れんちょんがこだわっていたイルカ、なんかの形で出てくるかと思ったけど、出てこなかったな(とか書いて、単に見落としてるだけだったりして)。まあ、そんなところで。

……

………あと、本当にどうでもいい話だけれど、キャストで名塚佳織福圓美里とあると、おれはおれの一番好きなアニメを思い出して「おっ」という気になってしまうのである。そのうえ、佐藤利奈下地紫野(いま知ったけれど沖縄出身だったか)となると、「この面子でどんなラジオドラマが」(あんまり接点ないかな)などと思ってしまうのである。

と、他作品の話をしてしまうのも悪い癖とは思うが、おれの「声優」という存在へのベースはすばらしいストライクウィッチーズにあり……そして、アニメラジオを聴き始めたきっかけでもある「じょしらく」(佐倉綾音小岩井ことり!)あたりなのであって、それ以来アップデートされていないといっていい。強引に話を戻せば、『のんのんびより』などは、見ていて安心できる(新人声優ばかりだからといって不安になる病気があるわけでもないが)のである。そういうのって、あっていいでしょう。

 

以上。

のんのんびより ばけーしょん めもすた! 海辺のれんげ