アパート、会社、スーパー、コンビニ、図書館

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アパート、会社、スーパー、コンビニ、図書館。

おれがここ数ヶ月訪れた場所である。ほぼすべての場所といってもいい。一回、外食に出たくらいか。電車には一回か、二回乗ったか? だいたいそんな生活をしているな、というのは、おれの日記とツイッターが証してくれるだろう。あるいは、おれのiPhoneの「写真」を見たら、ほとんど鍋の写真で埋められている。どこにも行かない。どこにも行けない。

この生活、リモートワークこそしていないのだが、コロナの時代においては推奨されるべきことかもしれない。しかしながら、やはり精神が腐っていく。正直言ってつらいです。

だったら、カメラでも持って、ひと気のない海にでも行けという話だが、それもできない。休日は午後にならないと起きられない。競馬もしなくてはいけない。そして、土曜にはそのあとコンビニに行って東スポを買わなければいけない。あとはアパートで酒ばかり飲んでいる。おれには睡眠時間が十四時間くらい必要なんだ。

せめて散歩くらいと思っても、寒いし、仕事の後となるともう暗くなっている。なにか動かなければいけないと思っているが、身体が動かない。精神に鉛が注ぎ込まれてしまったかのようだ。

おれの双極性障害、いわゆる躁うつ病の、長いスパンで見たときのうつ状態なのかもしれない。アスクハードスパン。さらにコロナによる社会と生活の変化が加わり、季節的なうつが加わっているかもしれない。いや、おれはべつに冬季性うつ病というわけではないけれど、冬のほうが気が沈みやすいのは、だいたいの人がそうではなくて?

三重苦。精神だけで三重苦。これに仕事が少ないのに食っていけるのか、酒が買えるのかという不安、ろくに当たらない馬券、父親の病気のことなどが重なって、非常に憂さがたまっている。

うさぎ「ヒヒーン」。

こうなってくると、思考は鈍り、なにごとも考えられなくなってくる。家事なども面倒になってくる。高田純次がやっている家事代行のCMなどを見ては、「いったんちょっとピカピカにしてもらって、やり直すか」とか考えてしまうこともある。「いや、金がないのだ」と思い直す。ピアノ売ってちょうだい。

年末年始も近づいてきた。忘年会と新年会がなくなったら、居酒屋とか大変だろうな。しかし、一定期間こもっていられるというのはいい。思い出せ、おれはひきこもりだった。外に出たくない、知らない人と話したくない、なにもしたくない。自由にさせておくと、そっちに流れていく。確実に昼夜は逆転する。でも、中央競馬のメーンレース前後時間だけは起きてる。馬券は当たらない。抗不安剤をハードリカーで飲み下す。不健康だというご指摘には当たらない。