乾燥野菜をいただいた。味噌汁の具。これでおれの味噌汁(8連パックで100円くらいのやつ)が豪華になる。すばらしい。しかし、おれはそれ以外の用途にこの乾燥野菜を使うだろう。ジョイント? いや、そんなことはしない。おそらくはカップ麺に使うことになると思う。おれの土日の昼食はカップ麺だ。そのカップ麺にぶちこむのだ。今、ぶちこんでいるのは乾燥キャベツだ。
具体的にはこれである。ミャンマー産だが、大丈夫なのか、ミャンマー。これでキャベツ山盛りになる。ただ、ちょっと甘みがある。この製品の袋にも、一度水洗いするとさらに美味しく、というようなことが書いてあるが、なにかそういうことなのだろう。もちろん、おれは即席を求めているのであって、そんな手間になることはしない。
ところでおれはカップ麺と書いた。具体的にはなにか。なにが多いのか。「がつ盛り」である。
おそらく、スーパーで売られている一番安いカップ焼きそばがこいつではないだろうか。瞬間最大風速の特売で抜かれることはあるかもしれないが、一番底にあって安さを維持しているのがこいつだ。100円ローソンでも買える。いつの間にか、不動の地位を築いていた、おそろしいやつだ。
とはいえ、やはり安さには理由がある。「がつ盛り」を名乗るだけあって麺の量は多いが、具が寂しい。そこでだ。そこで乾燥キャベツを叩き込む。すると、なんてゴージャス、キャベツたくさんのカップ焼きそばになる。悪くない。
とはいえ、だ。おれもたまに「ごつ盛り」以外のカップ焼きそばを買うこともある。するとなんだろう、「あれ、美味しい?」と思うことも少なくはない。いや、そんなのは幻想だ。そう思おう。美味しいのではない、不味いのでもない、味が違うのだ。カップ焼きそばとはいえ、味が違う。それ以上でも、それ以下でもない!
というわけで、おれは今後しばらく、キャベツ以外の乾燥したなにかが入った、さらにゴージャスな「がつ盛り」焼きそばを食うことになるだろう。「それにどれだけ栄養があるっていうのさ?」とか問うな。おれにはこれがいいんだ。だからこれを食うんだ。それだけなんだ。
追記!
マルちゃんは「ごつ盛り」だけど、おれが買っていたのは東洋水産の「がつ盛り」だった! そんな一文字違いある?
こちらの記事によると、100円ローソンで売られているのが「がつ盛」らしい。おれは100円ローソンで買うのと、スーパーで買うのと区別がついていなかった……!