アニメ『夢見る男子は現実主義者』が結構好きだった

このところあまりアニメの感想も書いていないような気もする。たまには書いておこうと思う。前期のアニメの話をいまさらする。

 

yumemirudanshi.com

 

というわけで、あまり注目されていなかったような気もする『夢見る男子は現実主義者』である。おれは基本的にラブコメはあまり見ない。女子キャラがたくさん出てくる、ハーレムもののようなものはなおさらだ。して、『夢見る男子は現実主義者』はどうなのか。主人公は一人の女子にひたすらしつこくつきまとい、積極的にアプローチして、うざがられていた。が、ある朝、目の前をサッカーボールが通り過ぎたところで頭がどうかなってしまい、つきまとい行為をいっさいやめてしまう。そうしたら、つきまとわれて、うざがっていた方が、今度はなんか……。

 

というような話だ。それでもべつに主人公はその子のことを嫌いになったわけでもなく、崇拝するような感情を抱いている。好きなままなのだ。このあたり、よくわからん。よくわからん話だな、と思って見ていた。わかりやすいものより、よくわからないものの方が目新しい感じはするのだ。

 

で、やはりといってはなんだけれども、テンプレ的にいろんな女の子が出てきて、わりと主人公に好感を持って、みたいなことになっていって、まあそのあたりはそういうアニメだろう、という感じ。でもなんとなく乗りかかった船だし、ボケっと観るのにはちょうどいい感じで、最後まで完走した。

 

……って、そんなに好きじゃないのでは? みたいに言われると、「そうかも」と現実主義的になってしまう。では、なぜ、わざわざメモを残したいと思ったのか。それは、このアニメのラジオがたいへんに面白かったからである。

 

夢見る男子は現実主義者 夢見る?現実放送部! | インターネットラジオステーション<音泉>

 

主人公と相手役の男女パーソナリティのラジオだ。男女の組み合わせのアニラジというものもいろんなパターンがあると思うが、なんというかこの二人組は絶妙だった。距離感、掛け合い、ときにディスり合い。おい、この二人で作品と関係なくラジオつづけてくれよ、と思った。

 

と、「この二人」って誰だ。宮瀬尚弥さんと涼本あきほさんである。……すまん、正直言って知らん声優さんだった。

 

宮瀬尚也 - Wikipedia

涼本あきほ - Wikipedia

 

まあ、まだ若手だし。宮瀬さんはWikipediaで役名太字(主要キャラ)は本作が初めてなくらいだ。なんか見た目はヤンキーっぽいらしい。検索したらそんな感じだ。でも、二人揃って陰キャだと言い張る。おれはその喋りをすっかり気に入ってしまった。

 

番組としてもコーナー、とくに番組ラストのひどいコーナーが聴きどころで、ゲスト回も花守ゆみりさん、石原夏織さんなど出てきて面白く、面白いのだ。

 

いや、そういうわけで、なんかこう、ラジオの感想になってしまったのだけれど、でもまあ、毎シーズン大量のアニメがあって、ひょっとすると『夢見る男子は現実主義者』は切られやすいタイプの作品かもしれないし、おれもなんで観たのだろうと思わなくはない。でも、なんかこう、たまに、話題作でもないし、自分にすごく刺さるわけでもないけど、ついつい完走してしまう作品というのがあって、そういう作品についてはあえてこういうふうに書き残しておかないと、忘れちゃうかもしれないな、なんて思って書いた。あ、でもラジオは刺さった。この二人のさらなる活躍を期待したいと思う。そんだけ。

 

 

 

 

……原作小説とコミックスの表紙が同じ構図なのがちょっと変な感じで面白い。