さて、帰るか

 

今日はなんか頭がぼんやりして、やろうと思っていたことがほとんどできなかった。まあ、そういう日もある。帰る。

 

帰るまえに、たまには政治の話をする。こんな記事を読んだ。

「悪いことしてないのに…」漏らした首相 最低支持率が与えた衝撃 [岸田政権]:朝日新聞デジタル

支持の底が抜けたのか――。岸田文雄内閣の支持率が、2012年末に自民党が政権に返り咲いてから最低の25%にまで下落した。

 

岸田内閣の支持率がひどいことになっている、という。

 

岸田内閣。どうだったのか。たぶん、自民党総裁選というなかでは「岸田さんが一番ましなのでは?」と思っていたと思う。所得倍増とか、新しい資本主義とか、なんか言ってたし。

 

でも、ぜんぜん言わなくなっちゃったよな。なんかもう、首相であるために首相でいる、みたいに見えてしまう。ビジョンというか、なんかそういうのを感じない。べつに今までのだれそれと比べてということではなく、岸田首相というものがそう見える。

 

なんというか、そこが一番どうにも、おれ的にはあかん感じがする。なんでもいいか壊れたスピーカーみたいに「令和の所得倍増!」、「新しい資本主義!」とか繰り返しているほうがましだということだ。そうだろうか?

 

まあいい、「悪いことしてないのに」かどうかとか、いいことはしたのかどうかとか、そのあたりはわからんからべつのだれかに任せた。

 

で、もう一つ考えてしまうのは、「ポスト岸田はだれなの?」ということだ。なんか自民党内から岸田降ろしの話とかあるのかないのかわからんが、まあ当面、与野党交代はないと考えて、じゃあ今の自民党のだれが総理大臣になるの? まさか小泉進次郎? 河野一郎? なんかさ、だれもいなくね? というか、自民党の……いや、なんか野党含めて、こんなに政治家っていなかったっけ? おれはなんか、けっこう前から横山光輝三国志の最後のあたりみたいな気持ちになっている。諸葛亮が五虎大将軍を思い帰して、みな小粒になってしまったと嘆いている、あんな感じ。

 

いや、実際に、日本に五虎大将軍みたいな政治家がいたのかとか、そういうのはともかくとして、なんかもうちょっといろいろ顔と腕力のありそうなやついたよな、みたいな。なんかもう、昭和回顧かな。そこにどうにも閉塞感を感じる。せめて姜維一人いてくれればいいのだが、なんとも思いつかない。いや、「男子三日会わざれば刮目して見よ」、いやポリティカル・コレクトネス的には「パーソン三日会わざれば刮目して見よ」だ。今は注目されていなくても、国難に立ち向かえる人材がいるかもしれない。いないかもしれない。まったくわからん。

 

ああ、しかし、なんか、年齢を感じさせること書いてるな。こう、政治について三国志を引き合いに出すとか。でもな、AIにアニメ風の絵を描かせてよろこんでいるよりは、年相応というものだろう。趣味は競馬と野球と将棋。好きな力士は宇良。たぶん、三日どころか三年経っても変わらんから安心してほしい。三年後生きていれば、だが。お互いにな。

 

じゃ、帰るわ。