2022年参議院選挙の結果について

 

……というわけで、日曜日に投票してきた。

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投票日前日のお気持ちはこのようなものである。記入する瞬間までわからないぞ、との気持ちである。

……というのは、実のところ大げさで、さすがに日曜日の昼ごろシャワーを浴びて服を着てアパートのドアを開けるころには決まっていた。

だが、その決断について、選挙区の候補については自分でも納得していたところはあるが、比例については「それでいいのか? おれ?」というところであって、これは正直投票用紙を目の前にするまでちょっと悩んでいた。結局、すごく短い「初志」を貫徹した。

え、誰に入れたの? どこに入れたの? そんなの、おれのネット上での書き込みを見ればだいたいわかるだろう。べつに晒してもいいけど、あえて晒さない。秘密だよ。知りたければ、Amazonのギフト券を一万円送って、メールでもください。

して、夜は選挙速報。

初めて買った「サンデー毎日」の予測はほとんど当たっていた。おれが認識する限り、二選挙区で外していた。一つは岩手で、小沢王国で自民を「当落線上やや下」としていたが、「やや上」の立憲現職が逆転された。

そしてもう一つが、わが神奈川であった。この雑誌が発売されたころに、立憲の選挙中「一本化」なんて報道はなかったけれど、上の通り立憲二候補を「やや下」とし、共産党候補を「やや上」にしていた。これを立憲「統一」候補の水野素子が逆転して当選した。

おれはその結果を知ることなく、眠気に負けて寝てしまった。知ったのは翌朝であった。会社で「全選挙区で一番遅く当選が決まった」と聞いたが、本当かどうか知らない。面倒だから調べない。ただ、イレギュラーな五枠に人口の多い神奈川での接戦なら、そういうこともあるかもしれない。まあ、どうでもいい。

というか、投票! 開票! 結果確定! の興奮から、一日あいてしまうだけで、このテンションの下がりっぷりはどうしたものか。これは、自分の投票がどうだったかとかは関係ない。なんというか、単に時間とともにテンションが下がったというだけだ。神奈川新聞紙面の市区町村別の得票率見ても「やっぱり浅尾は鎌倉強いな」とか「寺崎さんは相模原で強かった」とか、ふーんと見るばかりだ。

これはよくない。たった一日でこれだけ下がるとなると、数日、数週間、数ヶ月……もっと下がるかもしれない。それではいかんのだ。

選挙は民主主義の根幹ではある。ただ、根幹なのであって、民主主義の全部ではない。もっと大きく言えば、政治のすべてではない。だから、これからも大切なのだ。いや、かっこつければ、これからが大切なのだ。投票した側も、された側も。

でも、選挙という競争の興奮というものは、やっぱりあるよな。無料でこれに参加できるのだから、やっぱり投票せにゃ損よ。競馬は馬券を買って見たほうがずっと面白い。そういうものだ。そういう勧め方がいいのかしらん。

まあとりあえず、予想通り自公の圧勝となった。安倍元首相暗殺事件なんかなくてもそうだったろう。今後は、岸田首相が自分のカラーを打ち出して、あるいは改憲に手を出すのかどうかあたりが注目だろうか。自民党内の政局といわれても、まあ興味がないわけではないけれど、それも国民生活を左右する大きな要素となれば、見ていかないわけにもいかない。

あと、なんというか、既存野党はもっとなんとかしないと、これ、本当に、自民党がなんかすごいお家騒動でもあって分裂しない限り、政権交代なんてできなそうだぞ。それはやばい。そんなときに、ちゃんと交代しても政権運営できるよう、国会で鍛え、地道にどぶ板やってくれ。それじゃ。

 

土曜日に偶然、桜木町駅前で見た。情報では知っていたが、やはり背が高いので本人は目立つ。