2023年 桜花賞回顧&統一地方選

桜花賞のあった日は、統一地方選の日だった。

まじで選挙は難しかった。神奈川県民やぞ。黒岩祐治やぞ。セックス線のブラックロックや。

……というのはおいてといて、あのスキャンダル報道があっても、おれは黒岩に入れるつもりはなかった。現与党を支持していないし、黒岩知事大活躍という話も知らないし、多選もそろそろというところだ。

が、知っての通り対立候補がいなかった。民主党時代に黒岩にあいのりしていた立憲民主党は早々と自主投票を決定。共産党が推薦してきたのは、前にも出てきたよくわからないNPOの人。前も大差負けした候補だ。これに、魅力を感じない。もっと若くて、「この人はひょっとして高い能力あるんじゃないのか?」というような人はいなかったのか。やる気あるのか。敗北主義でやってんじゃあないのか。まずは対立候補を出さなかった立憲民主党にもうんざりだし、野党のやる気にもうんざりだ。

というわけで、おれは大津綾香に一票入れた。白票入れるのと同じ気持ちである。あの犬もこの犬も嫌なんだ。犬そのものが嫌なんだ。でも、犬そのもの(選挙)自体は実のところちょっと好きなので、参加はしたいんだ。そういうわけで、ノー! の意思表示としての旧N党だ。内部分裂の話とかはしらん。ともかく、おまえら与野党がだらしないなら、N党にだって入れちまうぜ、という意思表示だ。投票所爆破の気分だ。

とはいえ、白票でもよかったかもしれない。

黒岩・神奈川県知事、“11年不倫” に批判やまず…県庁に殺到するクレーム電話「辞職しろ!」 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

 4月9日投開票の神奈川県知事選から一夜明けた10日、4選を果たした黒岩祐治氏が県庁で記者会見を開いた。そのなかで取り上げられたのが約21万票にもなった白票・無効票である。

 前回に比べて12万票も増え、倍率にして2.3倍、投票総数の6.91%を占めるという驚くべき結果となった。

 知事は「まさに私に対する批判の票だったと、しっかり受け止めておきたい」と神妙な表情で語り、さらに「失われた信頼を取り戻すため、全力をあげて県政運営にあたり、仕事でお返ししたい」と付け加えた。

「白票なんて行かないのと同じ」とかいう人もいるが、こうやって意見として取り上げられることもある。こういう反応が出るならおれも白票にしておくべきだったか。まあいい。

その他、県議選、市議選もいろいろ迷い、場合によっては党より人を見て入れるなんてことをやってみたりもした。結果は散々。

 

桜花賞(G1) 結果・払戻 | 2023年4月9日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

さて、選挙より簡単な桜花賞

おれはオッズを見て思った。「リバティアイランドからの三連単が結構割れている。リバティアイランドは勝つものとして、あるていど三連単を多く買っても損はしないし、クリーンヒットの可能性もある」と。

というわけで、おれはめったにやらない「三連単軸一頭六頭流し三十点」をすることにした。十七頭立ての競馬があるとして、そのうちから六頭も選んで馬連を当てればいいという話だ。簡単じゃないか。

……って、簡単じゃねえのな。六頭にも絞れない。まいった。まいった中で、選んだのは以下の六頭だった。ペリファーニア、ラヴェル、ハーパー、ライトクオンタム、ドゥアイズ、モズメイメイ。

ペリファーニアとラヴェルはわりとすんなり決まった。人気していないが素質は間違いないはず。そう、人気は大切だ。ハーパーは鞍上もあり無視できないかと。ライトクオンタムは一時本命にしようかと思っていた馬。でもって、あとの二頭、「六頭に絞れない」というわりには、もう二頭どうしようかとなった。日和ったのがドゥアイズで、モズメイメイは「団子状態になるはずだが、やはり逃げ馬は怖いのでは」というあたり。

というわけで、負けました。実のところ、リバティアイランドから多少馬連を買っていて、コナコースト相手も持っていたので多少は補填できたが、まあ負けた。土日通して、なんかバランスを崩して、大きく負けた。


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でも、この映像見られてよかった。何度見返したかわからない。レースシーン自体は「昔やり込んだテレビゲームで知っている! あれって結構リアルだったんだな」という感じだったが、やっぱりレース後の生の声というのが面白すぎる。馬に「お嬢さん、終わったよ」言ってみたり、後輩の鮫島に「勝たれるかと思った」とか言ったり、「ぜんぜん進まんかった!」と言ってみたり。これがリアルかと思うと面白くてたまらん。毎回出せるような内容になるかわからんが、ぜひとも続けてほしい。

しかし、それにしてもマイル戦なんてあっという間なんだな、というのも思った。中継映像見るのとは大違いで、なんかもうあっという間。このあっという間の間に騎手はたくさんの判断をして、仕掛けをしたり、工夫をしたりして……。単に馬が走ってるだけじゃない、競馬というものがある。それを成り立たせているあたりがすごい。そして、乗り手の技術によってある人は名騎手と呼ばれて大レースを勝ちまくり、ある騎手は一年に数勝しかできない。この短いレースの間に、だ。いやはや。

まあ、この映像は競馬を知らない人にも見てもらいたい。そんなふうに思った。競馬はおもしろい。

それでもって、リバティアイランドはアーモンドアイとかグランアレグリアとか、そういう規格外級なのかもしれない。もちろん、まだ桜花賞だ。でも、今、この時点で、そのくらい期待を持ってみても悪くはない。想像するのは自由だ。むろん、オークスで逆転の穴場券を目指すのも自由だし、おれもどうするかはわからない。ただ言えるのは、おれが黒岩ならすべてを投げ捨てて山の中で一人で暮らす。それだけだ。