ボウリング・イン・マイ・ライフ

 昨日のうたばんで、スマップの面々(中居君除く)と、うたばんの二人がボウリングで対決していた。俺はどうもこういう番組で(といっても、この番組とHEY!HEY!HEY!のことなのだけれど)こういう対決をするのは手抜きのような気がしてならないのだけれど、何となく見てしまうのだから仕方ない。そして、キムタクあたりがボウリングなんかで良いところを見せるのは、なんというかそういうもんなんだよな、と言わざるをえない。カッコイイ奴はボウリングをこなすものなのだ。
 一方、カッコイイとは縁遠い自分のボウリングの思い出といえば、中高時代にさかのぼる。一月か二月に、あるいは半年に一度行くか行かないかだった(結局どの程度行くのかよくわからない)けれど、ちょっとは行っていたのだ。男だけで、なおかつ全員ド下手という集団だった。百点の大台を巡る熾烈な争い、なんてのもしばしばで、実にろくでもない。そんな中、一人ふだん目立たないやつがストライクを連発するので、ちょっとコツでも教えてもらおうと思ったら、なんとそいつ、人差し指と中指と親指で投げていた。要するに、野球のボールの握りである。彼がボウリングの道に進んでいたら、偉大な改革者として名を残したかも知れない。
 しかし、どうにもボウリングにはボンクラの印象がある。自分の好きな映画『ビッグ・リボウスキ』(ASIN:B00005V2NE←売り切れだったので無駄金を使わずに済んだ俺)の印象が強いのかもしれない。あの映画は何もかも好きだけれど、ボウリングのシーンも当然好きだ。ライバル・チームのジョン・タトゥーロなんかもすごかったな。そういえば、小さな男の子にいたずらしたタトゥーロ(こう書くと語弊があるかな)が、弁護士に付き添われて近所を一件一件謝りに行くというシーンがあったけど、あれが今ウワサのミーガン法だかメーガン法なのかもしれないな。
 なんだっけ、ボウリングの話だ。結局、うたばんの対決結果はチャンネル変えてて見逃してしまったのだった。それで俺はボウリングをやりたくなったかというとそうでもなく、うたばんに出てきた九十二歳のおじいちゃんもボウリング歴四十年とか言ってたから、始めるのに遅すぎることはないということだろう。ごろごろ、かこーん。