グランツーリスモ4/ミニ・クーパーと私

 
 サッカーを見終えたのち、だらだらとグラツー開始。A級ライセンスのおかげで、やや賞金の高いレースに出られるようになった。今度は90年代限定戦に99年式のシルビアで挑戦。結構簡単にちぎれた。と、ここでサッカーのその後の報道も気になりだしたので、B-specの無人運転君に任せて、ニュースを見ながら裏で小遣い稼ぎ。これであっと言う間に二百万くらい貯まった。で、その金でミニ・クーパーを買った。
 もちろん旧式のMINIだ。色はブリティッシュ・グリーン。なぜいきなりミニか。それは、俺が実際に今運転する機会のある唯一の車だからだ。「俺の車」と言うとかなり語弊がありすぎるが、さまざまな事情を勘案して、ちょっと愛車気分を持ってもバチは当たらないという程度の話である。
 しかし、初めて実際のミニを運転したときは驚いた。あんなにちっちゃくて取り回し楽そうなのに、ハンドルがクソ重くてUターンなんかに難儀するのだ。町中で車庫入れやなんかで何度も切り返しているミニを見ても、「なんであんな小さな車で。よほど運転が下手なのか」とか思わないでほしい。重いです、ほんと。いや、車にはいろいろなバリエーションがあるから、たまたま俺の乗る機会のあるそれがそうというあれなのかもしれないのだけれど。
 そんなわけで、ミニ。買ってターボ増強したら金が無くなり、ミニ限定戦に出てもちぎられるばかり。まあいいや、また無人運転君に金をくわえてきてもらおう。最近、レース中に眠くなってきてかなわないんだ、この哀れな有機物は。