ジャンクSPORTSの感想/大相撲の土俵におけるジェンダー問題

 ちょっとの間だけチャンネルを合わせると、舞の海の話であった。「自分だけにしか分からない快感」というような話題で、「頭からシリコンを抜いたとき」の話をしていた。舞の海が頭にシリコンを入れて新弟子検査に望んだというのは有名な話。しかし、こう具体的に聞いたのははじめてだった。そして、その話を聞き、桜玉吉風に表現すれば「キンタマキュ〜」となったのである。「頭にシリコンを入れた」と、文字にすればたったの十文字なのだが、それが意味するところは未曾有の人体改造である。今さら蒸し返す話ではない(その後改訂された模様http://www.i-chubu.ne.jp/~kuraton/deshi/deshi.html)だろうけれど、杓子定規な大相撲協会のやり方はいかがなものだろうと思う。だいたい、シリコンは頭じゃなく胸に入れるものじゃないですか。
 と、ここで疑問に思ったのが「土俵に女は登れない」問題。俺は女が土俵に登ることが男女同権に繋がるとは思えず、まるで登る必要がないとしか思えないが、ここではそれを問題にしない。問題にしたいのは、何を以て大相撲協会は「男」「女」とするかである。トリビアの種風に言い換えるとこうなります、「土俵に登れるニューハーフの基準は○○」。
 なぜ登る事態になるのか、という事は置いておいて、まず、オカマないしオカマキャラ。すなわちKABA.ちゃんなど。これは大丈夫そうだ。胸もなければ股間ナチュラリーだろう。では、シリコン胸に下半身未工事。これはちょっと微妙かもしれない。下半身トンネル工事済みとなると、アウトかなぁ。あるいは、単に戸籍上の問題に従うという可能性もある。戸籍変更前のカルーセル麻紀はオーケーで、以後のカルーセルはアウト。この可能性も高い。が、変更前カルーセルが土俵に登って果たして以後に女性はダメと言えるのか?これは難しい問題だ。ぜひトリビアの泉に解決してもらいたい。もっとも、タモリ倶楽部向きの話題であることも否定できない。