女性タレント(18)の窃盗行為について

http://www.asahi.com/culture/update/0217/010.html

同局総合広報部は「犯罪行為が事実だったかどうかも含め調べたい」としている。

 今朝買った日刊スポーツにも同様の記事が載っていたが、一般紙にも取り上げられているようだ。まあ、ライバルの過失は大きく報じるのがマスコミだけれども、これはどうもネット上の騷ぎだけでは収拾しないご様子だ。しかし、番組名は出ているのに、「あびる優」の名は出てこない。ためしに各スポーツ紙のサイトの記事などもあたってみたけれど、一様に「女性タレント」。昨日も書いたけれど俺は「あびる優」や「カミングダウト」そのものへの興味はあまりない。ただ、このトラブルに放送局や所属事務所がどう対応するのか、あるいはこの件を各マスコミがどう報じるのか、というのは俄然興味が湧いてくる。変な癖だと思う。逆に、ネット上で他の人がどういう風な意見のやり取りをしているかということには、あまり興味が湧かないから不思議なもの。もっとも、この件に火がついたのだって、各社の報じ方を見比べられるのだって、みんなネットのお陰なのだから、ネットに感謝感謝。
 そして今のところ、事務所の言い分は「小学生のころに万引をした事実を拡大解釈」(http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2005/02/18/02.html)。万引きの事実については譲らない構えだ。日テレとしては上のように「調査」に意気込んでいる。しかしなんだ、犯罪行為の事実を突き止めたらどうするんだろね。被害者とか共犯者とか探しちゃったりして。なんならいっそのこと、そこら辺をドキュメンタリにしたら面白そうだ。そうだ、そういうのに打ってつけの人材だっているじゃないか、‘日テレのイマイ’。「万引きしたのは事実なんですよね?」→「ガチャ」→リダイヤル……。

追記:各紙が名前を伏せてるのは、事実関係がまだまだ不明瞭なことか、事務所の要望による自主規制かと思っていた。が、まだ未成年だという指摘(http://news.2-3-0.org/comment/comment_200502_237.php)。いやなんだ、確かに未成年だ。もしも犯罪が明確だとしても、未成年は未成年。そこらあたりもあるのかもしれない。万が一この件が立件されたらどうなんのかね。少年法61条(http://list.room.ne.jp/~lawtext/1948L168.html#chap5)には「氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等によりその者が当該事件の本人であることを推知できるような記事又は写真を……」とあるけれど、それを守ろうとしたら記事の書きようがないな。まあ、立件ってことはまず無いけれど、この点は気になるな。子役が生放送中に殺人事件とか起こしたら、どう報道されんだろ? まあ、こんなあり得ない話は‘針の先に天使は何人乗れるのか’という神学論争なみに不毛だな、たぶん。