遺憾では済まない

http://www.sanspo.com/sokuho/0719sokuho040.html

タレントの萩本欽一が19日午後6時すぎに羽田空港で記者会見を開き、監督して率いる社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」の解散を発表した。

 正直なところ、事件を起こした山本には驚かされもしたし、呆れもした。こんなことやっちゃいかん、いかん、遺憾に思うというくらい。ところがどうだ、この記事を見た途端、強い怒りがこみ上げてきた。
 俺は欽ちゃんがコメディアンとしてバリバリだったことのことを知らない。せいぜい「仮装大将の人」くらいの印象で、特に思い入れはない。しかし、この野球に対する取り組みには「いいなぁ」と思ってきた。野球逆境の時代にあって、野球の裾野を広げようという活動。四国アイランドリーグhttp://d.hatena.ne.jp/goldhead/20040928#p3)などもそうだが、しぼみつつあるプロ野球を掩護しよう、野球を盛り上げよう心意気。正直、はじめたときは半信半疑だった。しかし、後にこれに呼応するチームが立ち上がるのを聞いて、その存在に感謝したいと思うようになってきたのだ、野球ファンとして。こないだ行ったハマスタでも、テリー伊藤のチーム(?)との試合の予告があったっけ。
 そういうわけで、その貴重な種火を消した山本の行いはまことに許し難いように思え、婦女暴行もしくは未成年に対するなんとかいう罪(まだ有罪確定どころか逮捕すらされておらず、任意で事情聴取の段階かな。ああ、だから一部報道では「さん」付けなのか)も、よりいっそう憎く思える(もっとも、チーム解散まで即断した背景には、山本以外のチーム関係者が何らかの形で事件に関与していたのかもしれないが)。
 相方、仕事の関係者、そして野球にまで糞をぶっかけた山本。今後自分の性器をどんな心持ちで眺めるのか。それでもまだ立って平成生まれとやりたいと思うのか。もう立つことすらなくなるのか。知りたいようでもあり、知りたくもないとも思う。馬鹿、馬鹿。