ラミレス・ジュニアはどこから来てどこへ行くのか

四国・九州アイランドリーグ高知ファイティングドッグスは22日、ラミレス・ジュニア投手(24)の入団を発表した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000125-mai-base

 驚愕のニュース、というのは大げさだが、プロ野球選手名鑑から彼の名が消えているのに気づかなかった。不覚である(かといって、巨人についていったと思っていたわけでもなかった。単に忘れていた)。なにせ、長い日本プロ野球の歴史で、現役選手である父親の契約付帯条件として入団した選手は彼一人だろうし、今後も彼一人ではないか、という稀少な存在だからである(現役選手ではない、監督か何かの……という意味では他にいるに違いない。太陽あるいは月見草)。彼のキャリアを考えれば、彼がプロ野球選手になるということは、プロ野球に対する侮辱、プロ野球を目指すアマチュア選手に対する侮辱、なのかもしれない。しかし、プロ野球黎明期ならばいざ知らず、この現代においてそれが存在したという事実は、やはりおもしろがりたいところなのである。その彼が、四国に行く。天野浩一と同じ立場になるというと、やはりひっかかるところが無いではないが……。

 って、天野は福井ミラクルエレファンツという別の独立リーグチームへ移籍していたのだった。これも、知らなかった。野球の幅も広がって、とてもじゃないが情報を押さえていけるものではない。まあ、たぶん広島は今日も勝ち勝ちなので、そのあたりは見過ごしてもいいと思うが!