今日は神奈川県の公立高校の入学試験日とのこと。職場の人のお子さんが一人受験生で、今日が大勝負というわけだ。しかしなんだ、俺には高校受験の経験がない。中学で無事一貫校に滑り込めたからだ。なぜ一貫校に行きたかったのかと言えば、地元の中学が荒れていたことと、高校受験への恐怖からだ。だってあなた、一日の試験の比重が逃れられないほど大きすぎる。一日失敗したら終わり（私学や前期・後期などあるらしいですが）なんてプレッシャー、耐えられるはずがありません。……と、ここまで書いて思い出したけれど、当時神奈川県にはアチーブメントテストってのがあったんだ。略して「ア・テスト」。中二の時に受けるテストで、ほとんどこれで進学先が決まるとかなんとか。で、その「ア・テスト」は主要科目のほか、体育だの音楽だのも入ってくるとかで、そうだ、俺はそれも恐れたんだ。自慢じゃないが文系についてはかなり自信があった俺。しかし、理系科目の絶望的な致命傷に体育や音楽の鈍さを加えたら、あまり芳しい成績にならないわけで。とにかく俺は荒れた中学・高校は避けたいという弱腰坊やだった（今も軟弱だけど）。なんかの間違いで荒れたところには行きたくなかったんだな。うーん。しかし、今現在の人生を考えるに、いっちょ揉まれた方がよかったのかもしれない。まあ人間、流れる方向にしか流れないわな。多分。
