『池袋ウエストゲートパーク』の感想

 結局、今朝最終回とその前の一回を観てしまった。会社に三十分遅れるとメールして。いやー、面白かった。全然ドラマとか観る習慣なかったから、評判を聞いていてもなかなか見る気になれなかったが、いや、この機会に観ることができてよかった。いやはや。
 しかしまあ、四年前のドラマか。キャストの面々がその後ブレイクしていったってのも凄いなぁ。当時どんな感じの売れ具合だかはしらないけれど、ドーベルマン山井の坂口憲二も、サルの妻夫木聡も、今だったらあんな役(とはいえ重要でナイスな役だけど)では済まないだろう。それに渡辺謙なんかはハリウッドでブレイク。窪塚洋介は別の意味でブレイクしちゃったけれど。けど、タカシの存在感は浮いているようでマッチしてて、こりゃ面白いわ。
 しかしまあ、一番印象に残ったのは主人公の長瀬智也だった。『白線流し』で見たくらいだったけれど、ええねぇ。かっこええわ。キムタクよりずっといいわ。ほんと。けど、今し方いまさら公式サイトなんか見てて、なんか足りないと思ったら、長瀬君関係。そういや、『新選組!』のときにも感じたけど、ジャニーズのインターネット規制か。ここまで徹底されると、スゲェとしか言いようがないわ。
 しかし、ふと思ったんだけど、長瀬君との共演者である窪塚は「空も飛べるはず」になってしまったし、『白線流し』で共演の柏原崇は「殴りたいやつは殴る」とシンプルなバイオレンス。クドカン監督の『真夜中の弥次さん喜多さん』で共演の中村七之助横山やすしばりの大暴れ。なんかこう、マコトみたいに何か周りにトラブルが起きやすい性質なんだろか。で、「めんどくせぇー!」とかいいながら世話を焼く、みたいな。いや、単なる偶然と勝手な想像ですけどね。
 うーん、しかし、年度末地獄の中、わずかな楽しみであった再放送が終わってしまった。テンポ良くシリアスとコミカルがない交ぜになったこのドラマ、ちょい役(九回にはうつぼの兄の人『義経』も出てきてた)までもいちいち面白かった。今さらながら観られてよかったよ。今後も宮藤官九郎がらみはチェックしていこう。金銭的な問題で、地上波に乗る範囲に限られてしまうのが残念だけれど。