ファファファ・ファファ・ファファ・ファファ・ファファファー（ゴッドファーザーのテーマで）。ということで最終回。
いや、本当に見てよかったです、マイボス。めったにテレビドラマ見ない自分にとっては大当たりも大当たりでした。正直、二、三回目あたりでどうかとも思ったんですが、最後はもう一気でしたね。
このドラマ、原作に韓国の作品があるらしけれど、まったくそちらが気にならない。長瀬君が出ていないから。ということで、なんといっても長瀬智也の魅力が一番でしょう。それは間違いない。二十八歳のヤクザで高校生役。この役は、ほかの誰かだったらちょっとこなせそうにない。妙におかしくなるか、かっこつけすぎになるかのどっちかでしょう。そこを「はにゃ」と「ファー」で「ウォーター」なのだから強まりすぎて仕方がない。強さも弱さも喜びも悲しみも演じきれるのは彼だけでしょう。ほんと。
桜なんとか、の本名をどっかで呼ぶんだろうとは思ってたけど、最後でしたか。さらっとね、ああやってね、大人やね。やっぱりね、‘はつこい’は破れるのですかね。それでもね、なんか先を残すようでもあってね、いいよね。
先にといえば、新たに入学でしたか。あそこまでヤクザで引っ張りつつ、こうするとはね。でもね、さわやかでいいですね。なーんか一つ気になってたのは、卒業卒業というわりには、裏から三年目ですけんね。そこを認めつつ、新たにね。でも、宙船高校て。一瞬、みんなと一緒に大学行くのかと思ったけど、そりゃさすがに裏すぎて駄目でしょうか。
というわけで、結局「いいヤクザ」か「カタギ」かの二択は保留という終わり方。まあ、いいんじゃないんでしょうか。カタギを選んでしまうと、すてきな子分たちはどうなるんだってことだし。定時制に行けば……って、やっぱり夜は本業ですかね。
その本業姿と制服のクラスメイトの邂逅はコミカルで面白かったですね。ファファファファのシーン。あまりシリアスに描かなかったのがいい。緩急が効いている。
じゃあ急の方はどこかといえば、やはり代用監獄における鉄仮面との面会シーン。ここは直球でグッとくるところ。ほかのドラマを引き合いに出すのもなんだけれど、『タイガー＆ドラゴン』の最終回空白部分だとかを思い浮かべたりもしましたが。で、鉄仮面先生の女優さんもかなりいい。今後もいろいろな役で見てみたい。
といえば、3-Aはじめ多くの面々も、これからさらに活躍するのかもしれない。これまた『池袋ウエストゲートパーク』が、後から振り返れば豪華メンバーだったような。もたいまさこ大ブレイクとか。
……えーと、というわけで、今後のテレビを見る楽しみも増えた。で、長瀬君にはもう、ハリウッドあたり目指して欲しい。ほんとに。ひいきしすぎでしょうかね。いやはや。
