この時期にちょっと鼻がぐずついたりすると、背筋に寒いものが走る。「いよいよ俺も花粉症の仲間入りか」というわけだ。そして今日、俺は朝から目が痒い。ああ恐ろしい。詳しい理屈は知らないが、許容量をオーバーしたら、それで発症なのでしょう。今年は異常と言うから、先月風邪をひいた後もしばらくマスクをつけていたのだけれど、本当に必要なのは今月からだったに違いない。
しかし、知り合いのお孫さんが花粉症になったという話を聞いた。その子はまだ一歳そこらである。目ヤニがひどいので、お母さんが医者に連れて行ったら、そう診断されたという。その子はよほど許容量が少なかったのかもしれない。あるいは、まだ小さいから、今年の異常発生に耐えられなかったのかもしれない。いずれにせよかわいそうな話だ。いや、人をかわいそうと言ってる場合ではない。明日は我が身、いや、今日すでに我が身かもしれないのだ。