武見敬三のおしゃれメガネリターンズ

 昨夜、爆笑問題の特番をチラッと見ていたら、あわや太田光ハマコーが衝突しかけていた。太田は自分の事務所をカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』から取って「タイタン」としたように、根っからのヒューマニストリベラリストだ。その上に笑いを武器として持っている。が、テレビで思想的な立場はあまり出さないようで、それが読めるのはテレビブロスの巻末コラムくらいだろう。それは、「笑」の「竹冠」の「ケ」の一個分ほどの「笑い」も含まれていない代物だ。こういう使い分けは、太田とも仲のいい伊集院光もやっていて(こちらは「笑いのスタンス」だけれど)、ラジオとテレビでこれほど落差のあるタレントも珍しいのではないだろうか。
 しかし、ハマコーである。相変わらず元気で飛ばしまくっている。一昨日のTVタックルの特番でも、西村眞悟とやりあっていた。この二人のやり合いなど、ほとんどマジ者同士のやりあいなわけで、迫力があっていい。こういう筋が通ってキャラの立った政治家が増えると、野次馬的に見ている側としては楽しいのだけれど。
 さて、本題の武見敬三議員のメガネについて触れねばならない。このタックルでの武見氏がしていたメガネは、前回見かけたときにしていた「アンダーハーフリム」「逆ナイロール」「下リム」もの(id:goldhead:20050308#p3)ではなく、最初に注目した際に掛けていた、銀と黒のかっこいいやつ(id:goldhead:20040823#p2)であった。古くなったから新しいメガネ、ではな。ちゃんとコーディネートの一部として使い分けているのだ、きっと。古いもの(といっても去年の八月時点のものだけど)をも大切にするという、政治家としての姿勢を垣間見た思いである。
 ちなみに、この日のメガネ第二位は大竹まこと。逆ではなく普通のナイロールで、色はワインレッド〜マルーンみたいな感じ。そして、他に見るべきメガネはなかった。しかし、こんなことばかり書いていると、「オヤジのメガネフェチ」と思われてしまうかもしれない。そんなものと思われたところで別に構わないが、決して「メガネのオヤジフェチ」ではないことを明記しておくのが安全だろう。やらないか?って言われたことはないかい?