所沢ヒュンダイライオンズ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000208-yom-bus_all

「韓国企業が日本市場で最も不利な点はブランド。例えばプロ野球の西武球団のようなものを(韓国の)現代自動車が買えばいい」

 ライオンズファンなら思わずこう叫ぶだろう。「ヒョンデもない話だ!」と。……すみません、これ書きたかっただけです。いや、それではいけない。現代はヒュンダイなのかヒョンデなのか調べてみよう。お、何故か沖縄の現代が引っ掛かったぞ。『日本ではブランド名も法人名も全て「ヒュンダイ」に統一』(http://www.hyundai-okinawa.co.jp/faq.htmlだそうで。ハングルの発音は「ヒョンデ」だけど、ハングル表記のローマ字読みが「ヒュンダイ」ということらしい(追記:またやってしまった。はじめからはてなのキーワードを見れば、親切な誰かがとっくに書いているのだった)。
 しかしまあ、ホリエモンも思い切ったことを言うもんだ。これは先日のTVタックル西村眞悟議員の発言、「日本人は韓国人のことを好きか?嫌いやろ」に通ずるものだ。すなわち、「日本では韓国(製品、企業、ブランド)が嫌われている」と言ったに他ならない。そこで、企業イメージを劇的に高める「日本プロ野球」への参入を「助言」したというところだろう。
 そりゃまあ、凋落だとかファン離れとか言われつつ、楽天ソフトバンクはおろか、参入に失敗したライブドアの名まで世間に広まったのだから、未だにプロ野球は恐ろしいほどの影響力がある。同じだけ費用で、これだけの知名度と信用度を勝ち取るような宣伝戦略など、あまりありはしないのではないかとすら思う。しかし、果たして「所沢ヒュンダイライオンズ」がスタートしたところで、どれだけのファンを得られるだろうか。いくら「韓流ブーム」(最近あんまり聞かなくなってきたか?)なんかがあったとはいえ、「好きか?」の国の企業だ。それ以前に、同じ国内企業が合併するだけでも、元からのファンはあれだけの反発を起こしたのだ。これは並大抵の話じゃない。
 もしも韓国企業が日本プロ野球に参入となったら、一チーム丸ごとしかないだろう。韓国の一流どころを集めたチーム。もちろん、現状のルールじゃ無理な話で、これからは妄想。で、台湾からも一チームとかで、NPBのペナントを争うと。これなら、チーム同士の争いに加えて、国同士のヒートアップもあるぞ。まあ、それぞれの国のプロリーグはどうなる、みたいな話もあるし、逆に全部統合なんてのも無茶な話か。いや、もともと単なる妄想だけど。それに、そんなんならなくても、一応今年のオフあたりからアジアのチャンピオンズリーグみたいなのやるんだっけかな。まあ、サッカーみたいによその国のチームと自国のチームがガチンコでやりあうのが見てみたい、みたいな願いがちょっとだけあるという話。ただ、広島ファンとしては、まずカープが日本一になってくれにゃ困るかもだ。