桜、開花。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050331STXKE038231032005.html

気象庁は31日午後、東京の桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。

 今日のように寒くては、サクラの開花と聞いても実感がない。うちの近くでも、元気に咲いているのはツバキやウメ、ハナモモ、モクレンくらいのもの。あと、ユキヤナギなんかも見られるかな。しかし、サクラの気配は感じない。そういえば、せっかく横浜なんだから、‘横浜緋桜’くらいそこかしこに植えたらどうなんだ。あんまり緋桜好きじゃないけれど。やっぱ、ナウなヤングとしては豪華絢爛な‘兼六園菊桜’みたいなのが好きなのだ。一方で、ヤマザクラの風情の方が‘染井吉野’のボリュームより好きだったりするのだけれど。
 好きなサクラついでに好きなサクラの馬でも。まず名前を挙げたいのは、自分が競馬をはじめるずっと前の馬であるサクラシンゲキ。競馬初心者だったころ、この馬の(と言ってしまおう)ジャパンカップを観て、いたく心打たれたのだ。襲いかかる外国馬にただ一頭抵抗する‘日の丸特攻隊’。泣かせるじゃありませんか。えーと、次には……、というとあまり浮かばない。サクラチトセオーサクラローレルとは馬券ですれ違いが多かったしなぁ。サクラケイザンオーはグッドルッキンホースで好きだったけど、大成しなかったっけ。サクラを支えるスワンズウッドグローヴ牝系はなぜか好きだけれども。うーん、書き始めといてなんだけれど、意外だ。もうちょっと、なんかサクラに愛着があるような気がしていたのに。境勝太郎が進軍ラッパを吹き鳴らし、鞍上にピンクの勝負服をまとった小島太が居てこそのサクラだったのだろうか。いやいや、ここは一つ、サクラセンチュリーあたりに頑張ってもらって、新しいサクラを花開かせてもらいたいもの。いつまでも同じサクラじゃ面白くない。‘染井吉野’ばかりじゃ面白くないのと一緒だ。