たばこのけむり、とても青くて。

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050407it01.htm

JTなどたばこ会社4社で組織する日本たばこ協会は6日、協会が成人を対象に発行するIC(集積回路)カードがないと、自動販売機でたばこが買えない制度を、2008年4月1日から全国一斉に導入することを明らかにした。

 日本たばこ協会JT以外の三社ってなんじゃ?……ということで検索したら出てきた(http://www.tioj.or.jp/ist/f2_2.html)。おお、会長はパオロ・デゴラさんじゃないですか。いや、知らないけど。そうか、フィリップ・モリスブリティッシュ・アメリカン・タバコとエム・シー・タバコ・インターナショナルか。よく考えたら、なじみ深いあれこれのタバコも舶来の銘柄であった。賛助会員を見ると、その他のマイナーな輸入品関係だろうかと思う。
 で、批判の的であるタバコの、さらに批判の的である自販機についての新制度。以前、何のきっかけだったか、これに似たことを想像していたことがある。その時の自分のアイディアでは、本人認証はカードじゃなくてタバコの箱。IC付きの専用容器を自販機にセットすると、本単位でタバコが挿入され、電子マネーで支払われるという仕組み。おまけに、指紋認証で本人以外は容器からタバコを取り出せない。着火についても、容器内で着火されて出てくるようになっていて、喫煙可能範囲以外では起動しない。
 ……喫煙者の被害妄想そのものって感じだな。きっとその時もタバコをくゆらせながら考えていたのかも知れない。最近の俺の喫煙量は、忙しさと不眠気味なのが手伝って上昇の一途。なんと、一日三本以上吸うことだってあるのだ。三箱じゃないよ。まあ、ニコチン・タール量については、今は亡きジョーカーをガンガン吸ってたころに貯蔵したから、今は食後の一服くらいでいいのだ。そもそも、一日の大半を過ごす職場が完全禁煙だし。
 というわけで、タバコのICカード化。「金が掛からないんならいいんじゃないの?」と一瞬思ったが、タバコの値段に反映されるのは目に見えている。代わりにハーブでも育てて、それを丸めて吸おうかしら。