私の桜花賞

 桜木町へ行く道すがら桜の木の様子など見るに花はまだ咲きほこりながらも緑色の新緑も見受けられて私はこのバランスが一番好きなのだと毎年思わされると思った。
 馬券は事前の予定通りアンブロワーズを買った。アンブロワーズシーザリオ本線。帰宅したのち、テレビを見ながらラインクラフトが悪くないように見え、慌てて買い足した。アンブロとの組み合わせは抑えていたので、ジョウノビクトリアショウナンパントルとの組み合わせを。
 レースはまれに見る全馬好発走であった。しかし、我がアンブロワーズは前に行けない。レース前半四分の一くらいで自分の馬券も諦めた。アンブロに追い上げる脚はなく、シーザリオも前半からぎこちないレース。思ったより前にいたラインクラフト。そして、内々ロスのない競馬をしていたデアリングハートが抜け出しにかかる。直線入ったあたりではエアメサイアの脚色が良く見えたが、伸びてきたのはシーザリオ福永祐一がもう一頭のお手馬をしのいだところがゴール。見事な騎乗。そして、私の救いがたい馬券。
 レース後、馬券購入を頼まれた人からメール。それはシンプルなシーザリオからの流し馬券で、的中していた。「シーザリオンって名前がいいんだよ」。いや、「ン」はいらないから、「ン」入れちゃうと宇宙刑事みたいだから。いや、もうどうでもいいや、シーザリオンでもファーザリオンでもいいや。オークスシーザリオンが人気になるんだろうな。我が小島太は「距離伸びた方がいい」と言うが、果たしてどうか。逃げ馬の距離延長とはよく言ったものだが、いくらなんでも今回負けすぎじゃなかろうか。あと、次で気になるのはジョウノビクトリア。出られるかどうか微妙という話だけど。
 忘れちゃいけない忘れな草賞組。武豊のオリエンタルチャームがここも通過かと思いきや、ズルズル下がって見せ場なし。勝ったのはジェダイトで、果たして桜花賞組相手にオークスで巻き返せるかどうかというと、あまり期待できないように思えるが、果たして。
 というか、オークスの頃までには多少馬券が当たるようになっているのだろうか。