ヤクルト対巨人

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050418-0010.html

西山は意外と足速いな。

 西山秀二は意外と足が速いことで知られる捕手だ。若い頃は、直線なら緒方孝一より速かったなんて話もあるくらいだ。当然、知っての上であの場面でも代走を送らなかったのだろう。……というか、巨人で西山がスタメンマスクかぶってるよ!という驚きが結構大きかった。ああ、確かにあの今どき珍しいキャッチャーらしいキャッチャー体型は西山のそれだ。いやはや、遂に投壊の責任を阿部が負ったのか。いや、死球で打撲なのか。それにしても西山か。桑田との中学生以来のバッテリーか。しかしまあ、男の人生なんて何が起こるかわからないものだ。ほんとに。
 ヤクルトで気になった投手が一人。三番手の右サイドスロー投手の吉川昌宏。手元にあった選手名鑑にはシンカーが武器とあったけれど、ストレートとシュート主体のピッチング。最初に連打されたときは、去年と同じく四月に巨人に打たれて……、かと思いきや、そのあと持ち直すと、これがなかなか切れ味良くて見事三回無失点。中継では配球で古田の話題ばかりしていて、CM明けに吉川にもフォローしていたけれど、捕手がいくら良くても、投手が良い球を放らなきゃいけないのは当たり前の話だ。
 そういえば、その吉川が出る前に投げていたのが上原厚治郎というウソみたいな名前の投手。その投手に代打で出たのがリグスという外国人。その打席も三振で、打率は.143というありさま。しかし、その更に下を行くのが巨人のキャプラー。昨日終わって.130。規定打席に達しているのだからなお悪い。130打点をたたき出す助っ人なら大歓迎だが、打率.130では助っ人どころか給料盜人である。こうなると、去年嶋重宣に続くヒットを量産した清水が可哀想という気になってくる。ただ、晩年のロペスを思い出すのだけれど、インセンティブ契約の一方で、ある程度の打席数を保証みたいな契約があるのかもしれない。
 契約といえばミセリの去就問題が今朝の日刊スポーツに載っている。しかしなんだ、起用法や調整法に不満を持っていると言われても、あの体たらくでねぇという感じ。我がカープは高い買い物をしないからこういう場合もすぐ切り捨て(ボールなど)だけれど、まあ、巨人は巨人でいろいろ大変だ。しかし、競馬でいえばアーニングインデックスのように、助っ人外国人の年俸と成績を調べられないもんだろうか。カープファンの俺だからそう見えるだけかもしれないけれど、3Aから三、四千万くらいで引っ張ってくる選手の方が、いきなり億単位の選手より活躍しているような気がしてしかたない。
 他の試合では、中日の‘サイレントK石井裕也投手がプロ初勝利。会社の人の息子さんも難聴で、彼が石井の通っていた施設に通っていた、というかなり遠い、遠すぎる縁があるが、それでも嬉しいかぎり。記事などを読むに、両親がプロ入りを反対したのを何度も説得して押し切ったという話。ハンディと性格を結びつけていいかわからないけれど、会社の人の言うには難聴の子は頑固者が多いとのこと。案外プロ向きかもしれない。
 我がカープは大竹が乱調で崩れ、ミッキー君は主審と倉を間違えてしまうという日だった模様(http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200504/bt2005041810.html←広島は‘癒しのプロ野球’を目指してみたらどうか)。ただ、ラロッカが代打に出たようで、彼が帰ってくれば鬼に金棒だ。打撃面は。