長谷川昌幸の力投

http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cs05051201.html
 広島東洋カープには苗字三文字の投手の系譜がある。長谷川良平安仁屋宗八外木場義郎北別府学佐々岡真司、と。そして、時代の苗字三文字を担うべき男の一人が長谷川昌幸である。なぜか上のリンク先で連続写真を載せられてしまうほどの男前。もちろんスタイルもモデルのよう。もちろん、速いストレートに多彩な変化球が武器で素質は充分。それがなんでか、なかなかピリッとしないんだよなぁ。
 しかし、昨夜のように(結果を字で見るだけだけど)好投するときは凄い。これは大物、大器だというピッチングをする。しかし、崩れるときはだらしない四球で自滅。そんなタイプ。河内なんかもそうだけど、なんだかそれもカープの特徴だろうか。しかし、昨日勝ち星がつかなかったのは惜しいなぁ。
 と、ここで話はベースボールライブ2005なるテレビゲームの話しに移る。奇しくも昨夜プレイした一試合の先発が長谷川だった。まるっきり偶然だ。ゲームの中の我がカープは黒田、小山田、大竹、佐々岡、高橋建のローテが確立しすぎるほど確立しており、長谷川はこれが初登板。なんか連戦で、小山田が不調の青色だったのだ。で、その長谷川がオリックスバファローズ相手に快刀乱麻のピッチング。五回パーフェクト、六回パーフェクト……と来るにつれ、どうにも手に汗がにじんでくる。熱チュープロ野球の二作を通しても、パーフェクトはあったっけ? などと思う。いや、気にするな、と思っても気になってくる。七回パーフェクト。いけるか? しかし、ここからが俺の勝負弱さだった。八回、北川に投じた内角高めのストレートが、詰まりながらもセカンドの頭を越えるポテンヒットになってしまったのだ。その回はあとをきっちりしめたが、九回には連続ヒットの後、谷にスリーランを浴びてしまい、完封直前に交代。ラロッカがスリーランを二発打っていたから試合には勝てたが、これじゃあいけない。しかしまあ、完全試合になるよりも、こちらの方がリアルかな、などと思わなくもなかったけれど。