人はバカになった

http://news.2-3-0.org/
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050523ic03.htm

横浜のレッサーパンダは2本足で歩けるよ

 ピアノマンの正体探しにも飽きた人間は、悲しいニュースをこれ以上聞きたくないことに気がついた。そして、人間はバカになった。バカになった人間は歩き始めた。太鼓叩くバカ、ラッパ吹くバカ、舞い踊るバカ。すすり泣くバカ、囁き合うバカ、活発なバカ。バカの行列は尽きることがなく、バカの行列は銀河とともに西の方を目指して立ち去った。残された動物たちは各々立ち上がると、実は昔から二本足で立てたのだと言った。
  
 ズーラシアは俺の人生で一番多く足を運んだ動物園で、本年度も何度か足を運ぶだろう。ズーラシアは良い動物園だ。ただ、その「良い」は、動物たちにとっての「良い」に比重が置かれているような気もする。もちろん、それはそれで良いことに違いはない。ただ、旭山動物園のようなエンターテインメント性にはやや欠けるような気もする。そこらあたりは両立可能なはずで、ここらへんもこれから充実していくことだろう。何ならこのレッサーパンダブームにもだだ乗り(とはどういう意味だろう? 日常会話でよく使うのだが、あらためて字面を見ると違和感を覚えた)してしまえ。どんな動物園も、資金難には勝てないのだ。
 もう一つレッサーパンダについて。レッサーパンダというと、昔ヤングジャンプで連載されていた動物漫画を思い出す。レッサーパンダは外面の可愛さとは裏腹の、実に腹黒なキャラだった。その中で唯一覚えているネタある。レッサーパンダが漬物を売ろうとしていたが、それは実は自分の糞だった。レッサーパンダの糞は、食べた物がほとんどそのまま出てくるということだ。このネタの真偽は知らないが、今でも俺はレッサーパンダというと、この話を思い出す。レッサーパンダ男が世をにぎわせた時も思い出したと思う。そして今も、これからも。