最終周に、素人目に見ても危なそうだったライコネンの右フロントタイヤが吹っ飛んだ。これで二番手のアロンソに勝ちが転がり込んだわけだが、そのアロンソのタイヤとて限界に近かった。この結果をしてマッチこと近藤真彦曰く「これが今年のレギュレーションの面白さ。結果がどうなるか最後までわからない」とか何とか。本当にそうか？
そりゃ確かにタイヤは重要な要素だ。パイロット、車体、エンジンなどと並んで、メーカー間競争がカウントされるような要素だ。それでも、タイヤ一つで決まってしまって、それが世界最高峰のレースの一つでいいのかな、と。それに、タイヤが決めるにしても、その代償がバースト、クラッシュじゃいただけない。交換によるタイムロスであるべきじゃないのだろうか。予選方式も改まったことだし、来年にはタイヤ交換あり、給油無しに戻してはどうだろうか。無論、訳の分からぬ力が左右するF1の世界だけに、何がどうなるかなんてサッパリわからないけれど。
