プロ野球〜運命を変えた一言〜

http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200506/bt2005061902.html(強調部分は筆者による)

「アイツは五回で6点くらいリードがあったでしょ。相手は広島だし。自分は一回で3点あったけど、相手は巨人ですよ」。

 上の発言をした涌井秀章投手は1986年生まれの18歳であり、「アイツ」と呼ばれたダルビッシュ有投手も同い年である。時が経つのは早いものだ。1986年といえば、広島東洋カープが5度目のリーグ優勝を果たした年である。‘炎のストッパー’こと津田恒実(93年脳腫瘍により死去)が胴上げ投手となり、阿南準郎監督が宙に舞った年に産声を挙げた赤ん坊が、プロのマウンドに立ち、立派に勝ち星を挙げているのだ。しかし、ちょっと待ってほしい。いかにプロとはいえ、ひよっ子もひよっ子、まだ受精卵みたいなものじゃないですか。当然、この発言を伝え聞いた赤ヘル戦士たちも黙っているはずがない。血の涙を流しながら「俺たちだってプロの飯を何年も食ってきたんだ。このまま引き下がれるものかよ」と思ったに違いない。そして、チームは一丸となり次のような驚くべき策に打って出たのである。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050620-0007.html

広島、コイするキティちゃんで反撃!
 広島がキティちゃんで反撃だ。19日は広島球場で練習。最下位の暗いムードを変えるために内田チーフ打撃コーチが自腹でキティちゃんTシャツを約50枚製作し、巻き返し策第1弾として選手らに配った。

 広島は、大丈夫なのか。