PRIDEを見た

goldhead2005-06-27

 テレビを見ながらメモをする。ビデオテープが切れそうなので、こうして記録しておくことも必要だろうか。しかし、今どきビデオもない。どこからか新しい記録装置が降ってこないものか。

ミルコ・クロコップvsI.マゴメドフ
いきなりミルコ。‘マイレージ超人’なる呼び名までついている。対戦相手は‘ヒョードルの刺客’のヒゲと胸毛の濃いロシア人。ん?クロコップ髪型、いや、髮色変えた?お互い様子見。スタンディングが続くが、打ち合いにならない。一発勝負か? ミルコの左ミドルが鋭い。マゴメドフのパンチも速いが当たらないことには。最初のハイキックが出るもよけられる。またにらみ合い。そこでハイキック一閃。顎を掠めるようだがダメージは?あまりない。もうすぐ四分経過……、ここでミルコのミドルが腹に入り、マゴメドフ顔をしかめて力無く崩れる。追撃するまでもなくKO。折ったのか?やはりミルコの攻撃は人体破壊という感じで素敵だ。試合後はヒョードルがベルト持ってリングに上がって、仲良く(?)握手。  
瀧本誠vs田村潔司
下馬評では不利っぽいけれど、瀧本に一発あるかと予想するがいかに。と思ったら、いきなり二ラウンド。どういう展開だったんや。ダイジェストくらいやってよ。結構汗かいてるし、動きのある感じなのかな。ああ、やっぱり何故か柔道家は殴りたがる。田村のローが効いているのか? 瀧本は何か寝技や投げに持っていく工夫が欲しいような。それをさせないのか、田村が。瀧本はやたら柔道着で汗を拭う。うーん、瀧本打撃連打。妙な威力はありそうだが、果たして。田村ペースって感じだなぁ。あまり進展なくファイナルラウンドへ。最終開始早々、やっとタックルへ。しかし、コーナーポストで組み合い、膠着状態。何も出来ずに解消。このままか、と思いきや瀧本柔道着を振り乱しながらラッシュ、上にのしかかる。瀧本チャンス。しかし、場を中央に移しても、むしろ田村がしたからコントロール。決め手に欠き、このまま試合終了。田村の鼻から一筋の鼻血がダンディ。判定は3-0で田村は順当か。  
マウリシオ・ショーグンvsアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
今大会注目のショーグン……と思いきや、急展開から一気のダイジェスト。お互い打撃も寝技もくるくるよく動く。ショーグンは踏みつけのほか、飛び込みパンチも回り込みキックなども見せるのね。で、何が何だかわからないままファイナルラウンド。くぅ、こういうの見たいな。判定はショーグンで、まあそういうことなんだろうか。  
中村和裕vsヴァンダレイ・シウバ
ランデルマンを封じ込んだ中村、シウバにどこまでやれるか。で、その中村は上半身だけの青い柔道着?で登場。シウバの左胸の上の刺青は新作かしら? などと言う間もないパンチの応酬。中村の動きが鋭いように見える。いったん上になるシーンもあって、中村がシウバのペースにさせない。と、ここで中村が半袖柔道着を脱ぎ捨てる。その刹那! シウバが飛び込んでパンチ、マウントからパンチ連打の雨あられ。中村動けなくなってレフェリーストップ。いったいあの胴着脱ぎ捨ては何だったのか。結果的に余計なことをしてしまったようにしか見えない。重い胴着を脱いでスピードアップ(@ドラゴンボール)、作戦でも無いだろうしな。いやはや、勝負の流れというやつか。  
ボブチャンチンvsオーフレイム
ダイジェストかと思いきや全放送の早業を見せたのはオーフレイム。ボブチャンチンがただの禿げたオッサンにしか見えないような、一方的な展開で圧倒。最後はフロントチョークでフィニッシュ。  
ハリトーノフvsヒーゾ
ハリトーノフ的な雰囲気で一方的にいたぶるハリトーノフ。怖い、強い。  
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsナツラ
ナツラはベテランバーリトゥーダーにしか見えない体つき。こちらの柔道王者は寝技でノゲイラ兄と渡り合う。しかし、最後は頭にガッツン膝当てられて、マウントからのパンチに倒れる。  
桜庭和志vsヒカルド・アローナ
桜庭は中学生スタイルで登場。年に五戦するとなると、小学生→中学生→高校生→大学生→社会人、か。まあそれもまずここを勝たなきゃ仕方ない。敵は強敵のアローナ。何せアブダビ・コンバットだ。しかもこの攻撃性。傍目に見れば、どう考えてもアローナが強そうに見える。しかし、ここを跳ね返してきたのが桜庭だものな。えらいもんだ。で、一ラウンドは一瞬の隙からアローナ絶対有利の体勢に。フロントチョークっぽくなってるところで、頭に膝をガッツンガッツン。はっきり言ってレフェリーは止めた方がいいんじゃないかと思った瞬間、何とか脱出で反攻。紙一重で耐えた。しかし、耳からドバドバ血が出てる。耳血ってアンタ、初めて見たよ。しかしこれは擦過傷とのことで一安心。でも、ダメージはありそうってとこで一ラウンド終了。  だが、二ラウンド目に入って、お次は目の上の出血。結構な量で試合が止まった。テレビもコマーシャルだぞ。一体どうなる。ドクターストップ? というのは杞憂で試合再開。しかし、桜庭の左の視界はほとんど無さそう。絶体絶命。ここから大逆転も無く、さらに頭に膝、膝でアローナ危なげない試合。桜庭は何もできない、というか、試合止めた方がいいんじゃないのか? しかし、こんな感じの危険なPRIDEは今日初めてだろか。エグイエグイ、エグイの嫌いじゃないけどね。で、二ラウンドまで持たせた(審判などが)が、三ラウンド開始なく試合終了。うーん、アローナ強いや。