男子中学生の夢でもあるいまいに

http://www.sankei.co.jp/news/050708/sha012.htm

今井容疑者は先月8日と10日の2回、東京都台東区西浅草にある警視庁菊屋橋分室の取調室内で、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、起訴された20代の女性被告の取り調べ中、わいせつな行為をしたうえ、性的関係を持った疑い。

 フィクションで描かれるある種の世界は、往々にして現実世界とは乖離したものであると言われる。しかし、それが一回りして現実に起こりうることもあるのだから、世の中なかなかわからないものだ。上の事件はさしずめVシネか二流ハードボイルドか官能小説か、あるいは中学生の妄想か。しかし、実際に性的関係を持ってしまったというのだからすごい話だ(‘大筋で認めている’ということで)。こうなると、案外世の中にはダーティセックスもバイオレンスアクションも潜んでるんじゃないかという気になってくる。取り調べを受けたらカツ丼が出てくるんじゃないかという気にもなってくる。しかし、それらが現実にあったとしても当事者になる可能性は極めて低く、当事者になったらその時は自分がフィクションになっているんじゃないかとも思う。