橋本が死ぬなんて

http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2005/07/12/06.html

橋本が付き人時代に考えられないミスを連発、付き人の下に付き人を置いたエピソードを披露し「誰にも憎まれない豪快な性格だった。オレより先にいきやがって“バカヤロー”と言いたい」と沈痛な面持ちで語った。

 プロレスラー橋本真也が死んで一日経って。上記小見出しは日刊スポーツの一面大見出しから。他スポーツ紙も軒並み一面の扱いであった。それだけショックは大きかった。そして、今朝のワイドショーでも各局時間を割いて取り上げていた(昨夜はニュースを見なかったが、NHKでも取り上げられていたと聞いた)。トップで流したのは、新日時代の繋がりからかテレビ朝日、その後もフジテレビ、日本テレビとさまざまな取材を取り混ぜて流していた。ただ一ついただけなかったのは、フジテレビが十三歳の長男を直撃取材していたことで、親の離婚などもあってこの件だけに、いささか非常識のそしりは免れないのではなかろうか。
 そんな中、一番印象に残ったシーンは、上に引用した坂口征二の会見の様子だった。記事では「沈痛な面持ち」とあるが、橋本の思い出を語る顔には笑顔があった。それを見て、橋本は本当に人から好かれる人だったんだろうな、と思ったのだ。誰かが死ねば二階級特進じゃないが、悪く言われることは少ない。しかし、今回の樣々な記事やニュースを見る限り、橋本という人の人柄については、額面通り受け取っていいように思える。
 さて、プロレスだ。俺はプロレスファンではないが、レスラーの顔と名前くらいならそこそこ知っているし、深夜に放送しているのに突き当たればちょっと見たりもする。そのくらいの興味を持つようになったきっかけといえば、やはり小川対橋本に遡るのだろうか。これからはプロレスをもっと見たくなった、というと完全なウソになるので言わないが、橋本の意志を受け継いでプロレスが盛り上がって面白くなるのであればそれに越したことはない。これからどんな動きが起きていくのか、スポーツ紙越しに気に掛けていきたいとは思う。