スターターがスタート台に

http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_09/s2005091307.html

球団側は「正式には今後、本人に直接会って話をして決めたい」とし、後任の監督には94年まで広島でプレーしたマーティ・ブラウン氏(42)=インディアンス3Aバファロー監督=らの名前が挙がっている。

 何か新しい動きかと思ったが、最初にスポーツ報知がすっぱ抜いた(id:goldhead:20050906#p3)のと変わらない記事であった。しかしまあ、監督辞任となれば後任が誰かというのが焦点。このスタートはいつからか切られていた。で、もちろん、ブラウン監督は前に書いたとおり大歓迎。しかし、俺が望んで、カープファンも望んで、球団も望んだところで、向こうが承知しなければそれで終わり。拉致して連れてくるわけにはいかない。となると、上の方の中国新聞に悲観的に書かれていた次の言葉が気になる。
http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200509130054.html

OBからは「今のチーム力では後任監督を引き受ける人はいないだろう」との声もある。

 これは厳しい。企業としてのカープを含めたチーム力。出せる年俸という、実に基本的なところから厳しいし、フロントのプロ意識や、どこまで裁量が与えられるかという条件も、はっきり言ってかなり厳しそうだ。後者についてはフロントやオーナーの意識次第というところもあるが、いきなりそれができる体質だったら、ここまでの構造的低迷はない。
 ただ、層はかなり薄いが選手にタレントがないわけではない。ここが数少ない救いであり、未知なる引き受け手にアピールするところだろう。タイトルホルダーと言うにはまだ早いが、そういった存在だってある。ブラウンじゃないとしても、誰か若い人、「俺にこのチームを試させてくれ」とキャリアアップを狙うような人、そんな人が監督になるのもいいかもしれない。ただ、それが日本人となるとどうかな。いや、落合監督も現役→解説者→監督だったな。うーん、しかし、それだけの野球論を持つ人で、安くやってくれる人が……などと考え出すととまらない。とりあえず、ブラウンに三顧の礼をもって就任を頼むしかない。頑張れ、シュールストロム。いや、シュールストロムが連れてくるわけではないか。