エリザベス女王杯

 競馬休養中ながら「五百円ならいいか」ということで五百円買った。こうなれば応援だと、江田照男星野忍という渋いコンビが送り出すヤマニンアラバスタ本命(馬自体はピカピカの芦毛だけれど)。相手に内枠利してオースミハルカ、実力ナンバー1スイープトウショウ、なんだかんだでアドマイヤグルーヴ、やはり武豊が怖いエアメサイア、続けて買ってるマイネサマンサの五頭。
 もっと強弱付けるならばヤマニン―トウショウ本線で、次に評価したいのが前残りのオースミハルカ(スタッフジャンパーを見たら‘大隅遥’ちゃんなのね)だった。この馬、なんだか人気しないのが特徴だ。いずれにせよ、ちゃんと買ってもトウショウ―オースミが押さえられたかどうかはあやしい。
 というわけで、完全な競馬をしたオースミハルカ川島信二の夢を、スイープトウショウが斬り捨てた。池添謙一見事。しかしスイープの切れ味は凄い。脚質分類で言えば「追い込み」になるのだろうけど、さらに分けた場合の「カミソリ」型だな。一方、今回本命のヤマニンは「ナタ型」だろうか。あくまで印象だけれど。で、今回ナタのヤマニンより健闘したのがヤマニンシュクルで、こちらも福原アナの言うとおりトウカイテイオーの血が騒いだのか長期休養明け。アドマイヤグルーヴ上村洋行の騎乗だったが、こちらはもうあの切れに屈しても仕方ない。
 福島記念グラスボンバーエリ女に出てきても良さそうなエルノヴァは沈んだ。注目すべきは二着トウカイトリックで、さすがは芹沢純一という騎乗かと思われる。
 府中の二歳未勝利戦にマイネルスケルツィマイネル軍団の期待馬が万全かと思わせたら、マチカネゲンジに僅差レコード負け。初戦でジャリスコライトに当たって、二戦目でこれ。この勝ち運の無い馬の今後にも注目したい。 
 府中のメーンはニシノシタンシンボリグランが抜け出してシンボリ確勝。後方からペニーホイッスルがえらく追い込んできたが二着まで。鞍上は石崎隆之だった。