何かの神様

 笑金を見ていたら、ニュース速報が入った。例の、小一女児殺人事件に関する速報だ。よりにもよって、その時画面で行われていたのはアンタッチャブルの殺人事件ネタであった。笑いの神以外の、何か邪な神様が降りた。
 ところでこの日はM-1グランプリのチャンピオン大会だった。そうか、もう始まってからこれだけチャンプが居たのだな、という感じ。ますだおかだが優勝していたのを忘れていた、という感じ。しかしなんだ、M-1みたいなのはいい。賞レースの本気さがいい(ただし、感動路線に持っていくと鬱陶しいのでやめてほしい。ほら、ものまね番組ブームの頃、盛んに裏舞台を見せたでしょう。ああいうのは鼻白む。今のところM-1にそういう徴候がないのは何より)。競馬に例えれば、新しい人たちのレースだから朝日杯か、いや、名が売れた人も多いからダービー? 年末の恒例行事としては有馬記念? まあどうでもいいや。ピン芸人やシャッフルの他、いろんなカテゴリでいろいろな賞レースが増えたら、それだけテレビでネタを見られるから嬉しいのだが。