コニカミノルタの世界

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/19/news047.html

 コニカミノルタホールディングスは1月19日、カメラ事業、フォト事業から撤退すると発表した。

 俺の父親はカメラ好きで、カメラオタといってもいいくらいのカメラ好きなので、そんなに何台もいるのかと思うカメラと、それ以上に余るたくさんのレンズを持っていた。その息子の俺はカメラにとんと疎いのだけれど、おそらく実家にあったカメラの類はおそらくミノルタの名前がついていたように思うのである。そのミノルタコニカが合併した会社からカメラを引いたら後に何が残るのか俺にはとんとわからない。
 とんとわからない俺でもすこしばかり関心を寄せるのは、俺の机の上には会社からあてがわれたDimage7 UGというカメラが転がっているからだ。その前はオリンパスCamediaの古いやつ(C3040zoom)をつかっていたのだけれど、その次はDimageの古いやつというわけだ。それで、同じ古いもの同士ならば見た目もゴツいDimage7の方がバリバリなのかと思いきや、どうにもCamediaの方がいい。何がいいって、色がいい。
 いい、といってもカメラ素人の俺であり、写真に対する悲しいほどの造詣のなさからこう断ずるのはフェアではない。言い方を変えれば、Camediaの方が色がパッキリ出る。空の色など、RGBのBでっせーという具合に、エグイくらいパッキリ出る。一方で、Dimage7の方が、どうも控えめな奴だ。ねむいとまではいかないが、要するにそのままフォトショップCMYKにしてもBが潰れない感じ。俺は色がバキバキな方が好きな色キチガイなので、これには物足りない。彩度やコントラストをわりかし強めにつけても物足りない。これは好みの問題だろう。というか、あるいはバキバキに色が出てしまう方がデジカメの弊害みたいなものなのかもしれない。
 しかし、空の微妙な色などはいいかもしれない(画像:1600*1200以下同 http://www.geocities.jp/gifnohito/486.html)。夕陽とかもいいかもしれない(http://www.geocities.jp/gifnohito/487.html)。夜も結構頑張る(http://www.geocities.jp/gifnohito/495.html)。ああ、けどノイズというのか、そのままのサイズで見ると汚いな。仕方ないか。でも、俺が一番撮りたいのは馬なのだけれど、あれはもう難しい。撮ろうと思えばもうフレームの外に逃げてしまう。やはりあの、バズーカみたいな高性能なカメラじゃなきゃうまく撮れない(http://www.geocities.jp/gifnohito/452.html)のかもしれないな? ……と腕どころか基礎知識の無さすら責任転嫁してみたりするのである。