流れよ我がデーツ、とオタフクソースは言った

goldhead2006-03-03

 「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「食わず嫌い王決定戦」を見た(相変わらず長い)。対戦者は鈴木亜久里広末涼子、どちらとも何かメモしておきたくなる人物なのであった。
 まずは広末。誰に聞かれたわけではないけれど、あえて主張しておきたい、今のヒロスエがいいヒロスエだ、と。確かに彼女がメディアなどに登場してきた最初も「おおっ」と思ったものである、中学生ないし高校生だった俺は。しかしその後、謎の奇行などが報じられ、さらには結婚・妊娠・出産。が、俺にとってはますます株が上がっていったから不思議なもの。むしろ、奇行なんかに関しては「さすが西原理恵子と同じ土佐の女だ」とか思ったもの。それにね、だいたい女性ってのは子どもの一人くらい産んでからさらに魅力が増すものです。……って、俺が単に人妻・年上好みなだけじゃろか。否、しかし、ヒロスエの年齢はアキレスと亀のごとく、永遠に俺の数歳年下であることは変わらないのだ。それはともかく、昨夜の放送もやや肌荒れかなどと思わせておきながら、最近化粧をし始めたなどという話をされては参ってしまうのであった。
 そして鈴木亜久里。言わずと知れた元F1パイロットにして、スーパーアグリ・フォーミュラワンのオーナーだ。かつてのF1ファンとして、この参戦を聞いたときは驚いたし、嬉しかった。ところで先日、日刊スポーツのサイトでこんなコラムを読んだ。
http://www.nikkansports.com/ns/sports/motor/column/kawakita/kawakita-top.html

 もちろん、実際にステアリングを握る琢磨や井出、そしてスーパーアグリF1のチームスタッフも、そんな厳しい現実は先刻承知のはず。むしろ心配なのは、期待に胸膨らませたファンの側が、新チームの厳しい現実にどこまで耐えられるか、ということだろう。

 かつてのF1ファンとして思うのだけれど、F1の極限までえぐい世界や厳しい現実を承知しないF1ファンが今現在居るのだろうか、と。セナが居たころのブーム時ならまだしも、ほんのわずかでもF1を気にかけるような人ならば、そんなこと今さら言われるまでもない、という気がするのだ。むしろ、ミナルディやジョーダンが去った後に名乗りを上げた(id:goldhead:20051101#p3)ことの意義。そこに純国産のチームが入ることの面白さ、それがいい。で、果たしてレギュレーションを満たしたマシーンをグリッドに並べることができるのか、そのあたりの挑戦だからこそ応援したいとか思うんじゃないのかな、とか思ったりするわけだ。いや、しかし、勘違いした佐藤琢磨ファンとかいるのか。いや、いないような気がする。
 ……そういうわけで、広末涼子鈴木亜久里の対決なのである。しかし、この勝負最初から見えていたのやもしれぬ。何せ海千山千と魑魅魍魎が跳梁跋扈して跳ね馬の目を抜くF1世界の鈴木亜久里である。息子と一緒に予習などしなくても、土佐の女くらいは物の数ではなかったと言えようか。
 しかし、オタフクソースにしてみればいい面の皮である。焼きそばのソースを巡る話題で、石橋貴明が「たくさん送られてきますよ」とさんざん持ち上げて、対戦者両名までもばっちりアピール。まさに「今すぐダンボールに箱詰めしろ!」状態だったに違いない。しかし、亜久里曰く「ソースの熱くなったときの鼻につく感じが嫌い」ときたもんだ。いったいどうしたものだろう(石橋とヒロスエには送りつければいいと思うよ)。
 そうだ、こうなったらオタフクソースは、スーパーアグリのスポンサーになってやれ。フロントノーズでもサイドポンツーンでもいいから、あのオタフク顔を貼り付けてやるんだ。ゆけ、世界のオタフクソースお好み焼きばっかり食ってる俺が応援するぞ! ……などと言う俺がブルドックのオタフクソースを愛用しているのだから、やはり世の中、何事も信用できないのであった。