久々に素手で米研いだんすよ

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 ちょっと前の話なんすけど、久しぶりに手で米研いだんすよ。なんか、ほんとに何となくなんすけど、たまにはそういう気まぐれみたいなのやるタイプの人なんすよ、俺。それで、テレビ見たいわけだから、ついついごしごしやるのが長くなったりして、それでたまに立ち上がって流しに流したりするわけじゃないですか。そんで、どーせなら思いっきり研いでやれ、研げるところまでやっちゃやっちゃえって感じになって、ほら、『将太の寿司』で「拝み洗い」ってのがあって、ああいうのやっちゃうかって、それで拝まないで片手なんだからいい加減な話だとは思うんですけど、ぐりぐり米同士こすり合わせてたんすよ。そしたら、二、三度水入れ替えた後なのに、バーって水が濁ったんすよ。ああ、こんなにヌカがあったのかって思って、ちょっとびっくりってもんです。それで、頭の中で「米・研ぎ・開・眼」みたなでかい文字が踊ったんすけど、俺って結構アホなんだと自分でも思いますよ、がりがりぐりぐりやりすぎて、米が割れたり削れたりしちゃってたんすよ。マジビビリましたね。それで、もう水濁っててもしょうがねぇってんで炊いちゃったんすけど、やっぱこう、水分吸うんすかね、なんだか水っぽい感じで、俺やわらかいご飯嫌いな人じゃないですか、それで、どうしたもんだって話ですよ。まるで、そうあれ、あれ、ひきわり納豆みたいに小粒の米って感じで、あと、寿司の納豆巻きとか鉄火巻きの断面みたいな感じで、そういうのってあんまり喰っててもいい気はしないっすよ。それで、とりあえず一食分喰って冷凍しちゃいましたね、ソッコーで。
 それで、凍らしたからって米一粒復元されるわけじゃないじゃないですか。チャーハンなんかにしたら、かえってバラバラになって酷くなりそうだし、かといってお粥とかおじやって、さすがに俺も若モンですから、あんまり選択肢に入って来なかったっすね。で、それで思い出したんですけど、テレビの料理番組かなんかでお好み焼きにごはん入れてんの思い出したんすよ。お好み焼きって言ったら、ごはんより俺の主食みたいなもんじゃないですか。それで、それ見たときは正直、ごはんへの冒涜だ、お好み焼きへの冒涜だ、みたいに思ったっすよ。だって、ほら、お米の国の人だから、主食ってもんをなんだか神聖視しちゃう、みたいな。でも、関西人はお好み焼きおかずにご飯喰うっていうか、そのあたりはよくわかんねっす。まあ、それで、このひきわり小米なら具にしても罰は当たらないんじゃないか、みたいな感じで、レンジでチンして生地のかき混ぜたやつにぶち込んでみたんすよ。ボウルの中あったまっちゃっていいのかよ、みたいな。それで見た目も卵ご飯なんすけど、普通に焼いちゃいましたね。で、できあがってみたんすけど、これがあれっていうくらい普通に美味しい感じで、なんだか上々ってもんすよ。おもちを入れるのってあるじゃないですか、まあ、あれとはちがうけど、ちょっと食感がかわってくるっていうか。それで、もう一回分やってみたんすけど、そんときは最初からあえて卵ご飯作って、しょうゆなんかも垂らしちゃって、そのまま喰えばそれでいいじゃんってとこなんすけど、またそれを生地に混ぜて焼いて、けっこういけるみたいな。米のと同じ番組だったと思うんすけど、具にシソの葉なんて入れたりして、しょうゆとかも合うっすよ。もちろんソースとマヨネーズでいいんすけど。でもまあ、たまたまひきわりの米になっちゃったからやっただけで、やっぱ主食と主食でもったいないっすから、またあえてやろうって気はしないっすね。