ザルカウィ容疑者(という呼称には違和感がある)、殺害のニュースを聞いた。いや、「殺害」ってのは変かな。けど、最初に聞いたニュースではそう言っていた。でも、「殺害」というと、なんか殺した方が悪いことしたみたいで(「そもそもこの戦争の大義は」、「米国のやり方は」、とかいう深いレベルの話ではなく、なんか刑事事件みたいなって意味で)、なおかつ、規模的にもどうか、みたいな。一国の軍隊が敵陣営の要人相手にしたことなのだから、たとえば、「暗殺」とか。と、思ったら、それは事情が許さない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060609-00000031-mai-int
同少将によると、7日午後6時15分ごろに米空軍のF16戦闘機が500ポンド(227キロ)爆弾2発を投下したという。
これでバラバラにしてしまったんだから、「暗殺」というには派手すぎる。かといって、「爆殺」ではプロレスかという話。なかなかしっくりと「殺し」を語る言葉は見つからないのか。これが時代がかった言い方になると、「討ち取った」とか「征伐した」とかでいいのかもしれんが。「死亡させた」くらいでいいのかな。
それはそうと、ザルカウィ。以前、といってもだいぶ前に経歴をメモしていた(id:goldhead:20041029#p1)っけ。謎の多いやつだけど、まあ、認識されていたザルカウィという人物は認識されている上で死亡確認、と。500ポンドの爆弾がどのていどのものか想像もつかないが、確認できるもだったのね。
ああ、しかしそうか、容疑者付だったのは香田証生さんの殺害(こちらは「殺害」でちょうどいい)によるものだった。そういえば、あの傭兵の名前はなんといったか。そして、ドスタム将軍はどうしているのか。みんな忘れて日付だけ過ぎていく。