宇多田ヒカル『ULTLA BLUE』(のブックレット)の感想

 俺は金銭的な事情によって、滅多に新発売のCDを買わない。しかし、以前書いた(id:goldhead:20060606#p3)ように、俺は宇多田ヒカルのニューアルバム(asin:B000F9UE8E)を予約しており、それが今日の昼に届いたのだ。
 ……が、その前に一つ訂正というか、評価の修正。やっぱり『EXODUS』はあまり面白いアルバムじゃなかった。「半分くらいの曲はウネ黒っぽくて退屈」というのを「八割くらいの曲は」に訂正したい。後半にその傾向が強いようにも思え、耐えられずについついすっ飛ばしてしまう。それで多少、新しいアルバムへの期待が弱まったというのは否めない。
 ……が、今回についてはさんざんラジオだのCMだのキャシャーンだのを通じて聴いているので、そのあたりは杞憂だろう(『CASSHERN』見たの一回にも満たないけど→id:goldhead:20060213#p1)。それに、俺はMP3プレイヤーにぶっ込んで徒歩通勤時に聴くので、まだ一回も通して聴いていない。
 ……が、今、この段階でも言いたいことがある。それは、ブックレットのこと。なんですか、この分厚さ。それも、全曲自己解説付というような内容の厚さでなしに、紙の厚さ。光り輝く強光沢、写真がぴかぴかミラーコートなのである。いやはや、さすが世界のUTADA、こういうところもゴージャス。それに、そうか、写真撮ったのは旦那の紀里谷和明ということか。ああ、しかし、でも、俺、ぴかぴかの宇多田の顔はいいから、十円でも安くしてほしい。そう、時代はロハス再生紙っすよ、セレブ先生、インクはソイインキでお願い、みたいな。ああ、でも、クレバーな宇多田のことだから、再生紙リサイクルの虚構について反論されそう、みたいな。まあ、とにかくアルバム聴こうっと。